アニメ偉言

「あとは、うかうかと演じるがよい」

「うかうか?」

「肩肘を張った気持ちでは、
とても芸の極みには届かない。
虚心坦懐を忘れるなという意味です」

TBS系「浅見光彦シリーズ32 天河伝説殺人事件」。
去年9月に浅見光彦役を卒業した沢村一樹（二代目）に代わり、
三代目・浅見光彦として速水もこみちが登場。

名前は聞いたことあるけど、よく知らない人だ。
まあそのほうが先入観なしに新光彦を楽しめるかね。

虚心坦懐。
何のわだかまりもないすなおな心で、物事にのぞむこと。


辰巳琢郎、沢村一樹、そして速水もこみち。
フジテレビ版の光彦は初代・榎木孝明から
二代目・中村俊介がまだ活躍中。

天河伝説殺人事件 [DVD]


それぞれ味が違う独特な光彦像を形成していて、どれも好きだ。
（もこみち版はこれからだけれども）

でも原作小説は1冊も読んだことないんだよなあ。
ニンテンドーDS版の「副都心連続殺人事件」ならやったことあるけどね。
今度何か適当に読んでみるかな。
せっかくだから天河伝説にしてみるとか。




驚くことにドラマCDも出ていたぞ。
耽美な浅見光彦。こういうのもいいかもしれない。

ドラマCD 浅見光彦シリーズ「天河伝説殺人事件」



光彦「兄は兄、僕は僕ですから」

もこみつひこ「先代光彦は先代、僕は僕ですから」

速水もこみちが演じる光彦は、ちょうど上の画像の光彦を
もうほんのちょっとだけ線を太くしたような感じだね。

まず背が高い。
そして、中村俊介とはまた違った爽やかさ。
うん。沢村一樹とはいい意味で比較対象にはならない。

TBS版ではおなじみの「身元判明」も、いい意味で相変わらず。
フジテレビ版のあっさり仕立てより好きだ。


さてと、感想はこのくらいにしておこうかな。
後はドラマを最後まで観て、次回作にも期待して

（この記事を書いてる時点ではまだ放映中）


＜追記＞

今回の登場人物で高崎義則役を務めた篠田三郎という人も
浅見光彦役をやったことがあるんだね。へ〜

篠田三郎 - テレビ朝日 土曜ワイド劇場「小樽殺人事件」（1986年10月11日）

小樽殺人事件: 〈浅見光彦×日本列島縦断〉シリーズ (光文社文庫)


失せにけり失せにけり

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