2014年12月12日
壁面誘引で見栄えを出すポイント
CL スパニッシュビューティ
スペインの有名な育種家ドット氏の代表的な品種。
今回はこのつるバラで基本的な建物への壁面誘引のポイントを取り上げます。
つるバラの枝をただ闇雲に誘引するのでなく長く伸びた枝を水平になるようにすると花つきが良くなるというのはよく知られています。
ではそのような誘引の場合どうなるか見てみましょう。
上の画像のように誘引されているお宅をよく見かけます。
園芸雑誌や園芸番組等で紹介されている初歩的な方法を忠実に再現している感じとでも言いましょうか。
見た目は窓の下に花が咲いて悪くない感じです。
でもせっかく壁面という広い場所に誘引するのだから水平方向だけでなく縦にも枝を使ってあげたいところですね
ということで縦方向に誘引した場合です。
上方向に誘引するだけで見栄えがこんなに違います。
窓の周りに誘引されると家の中からも花が窓から顔を覗かせ春の爽やかな風とともに甘い香りが流れ込んできます。
壁面をキャンバスに見立てるというと大げさですがが無機質なところに華やかな花が咲いているだけで非常に美しく感じてしまう不思議な魔法がかかります。
これから壁面につるバラを誘引される方は是非縦方向への枝使いを意識されてみたらどうでしょう。
きっといつもよりも違った美しさが楽しめると思います。
技術的なコツとしては勢いの弱い細めの枝を窓まわりに使うのがポイントです。
スパニッシュビューティは他のバラよりも早く咲き出します。
名前の通りの美しさと不思議な魅力のある花容と甘い香りです。
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試行錯誤するのも楽しみのうちだと思います。ぜひ頑張って下さい。
今月植え替えを前に仮誘引を済ませた苗達を写真に収め誘引に不手際がないか客観視していた所にタイムリーな記事、非常にありがたいですm(_ _)m
秋までに2メートル以上伸びたオジェとそれより小さいラ レーヌ・ヴィクトリアを大小のトレリスに並べて這わせましたが、秋和ばら園さんの仰る様に縦のラインも寂しくならない様、短かめのつるは上に伸びる様に誘引しました。
植え替えした後には今の状態から更に花が咲いた状態を考えた誘引をしたいと思います(^ ^)
頑張るぞー