2021年07月27日
【不妊治療体験記A】通院をお休みする間に試していること
治療をお休みする理由は、治療期間がある程度長ければ必ずあるものです。
卵巣や子宮を休ませてコンディションを整えたり、
治療費を貯めるための期間だったり、
仕事やプライベートの予定を優先させたり、
プレッシャーや挫折などのメンタル面をケアするための時間確保だったり・・・・
治療のお休み期間中は、妊活のことは忘れて生活するのも大事だと思います。
私はちょっとでも可能性があるなら・・・と試していることがあります。
今回は、そんな実体験のお話です。
6月に2回目の採卵をして、胚盤胞2個を凍結しました。
【不妊治療体験記@】これまでの採卵2回を振り返って思うこと(サイト内リンク)
7月・8月は不妊治療の通院をお休みして、コロナワクチン接種をする期間にしています。
【30代女性】モデルナワクチン接種(1回目)の経過報告@(サイト内リンク)
コロナワクチンは、風疹ワクチンのように生ワクチンではないので避妊の必要はないとされています。
通院をお休みする間に、自己タイミング法:シリンジ法を試しています。
今回はその方法に至った経緯、手順、実践してみてどうだったかについてお話していきたいと思います。
★目次★
- 自己タイミング法に至った経緯:男性不妊
シリンジ法に至った経緯:男性不妊
私たち夫婦の不妊原因の1つに【男性不妊】があります。
いわゆる「仲良し」が困難な為、医療技術なしでは子供を授かることは困難な状態です。
しかし、マスタベーションによる射精はできた為、人工授精を3回実施しました。
精子量や運動率が平均を下回っていることが多く、中止になったこともあります。
まだ不妊治療を始めて1年目のことだったので、排卵に合わせて膣内射精ができれば、
すぐに妊娠できると思っていました。
精神的ショックが大きすぎて、半年以上は治療を中断していました。
その間に出会ったのが「シリンジ法」でした。
シリンジ法は針がない注射器で、射精した精子を吸い取って、膣内に注入する方法です。
シリンジ法の手順@ 排卵日の特定
基礎体温と、排卵検査薬で排卵日を予測します。
生理が始まると低温期に入り、基礎体温が低い状態が続きます。(約2週間)
さらに体温が下がり、その後急激に上がって高温期に移り変わります。
高温期に移り変わる前後が排卵日です。
排卵検査薬はLH(黄体形成ホルモン)を尿中から検出します。
LHが最も高くなると排卵が起こり、排卵されるとLHはすぐに下がるのが特徴です。
不妊治療病院で行われる「タイミング法」は、血液検査でホルモン値を計測し、
子宮内膜の厚みや卵胞の大きさを超音波で確認し、総合的に排卵日を特定するので、
自己タイミングで排卵日を予測するよりも、正確性は高いです。
しかしながら、通院しなくても、それに近いことは可能です。
YouTubeや、ネット検索の情報により、「排卵日の2日前」が、
タイミングとしては確率が高いそうです。
排卵日の2日前だと、排卵検査薬が陽性になりかける頃です。
その為、生理開始日の2週間後を「仮排卵日」とし、基礎体温と排卵検査薬も併用しました。
仮排卵日の4日前に「タイミング」、その後1日おきにタイミングを取って、
基礎体温が上がり始めたら「終了」とします。
排卵日の4日前、2日前、当日の最低3回は「タイミング」を設けたことになるからです。
シリンジ法の手順A シリンジを使って注入する
針がない注射器と、その注射器に差し込むシリコン棒は、それぞれ個包装されています。
注射器にシリコン棒を差し込んで、精液カップで採取した精液を吸い取ります。
(射精されてから15分〜30分程、置いてからでないと吸い取りづらいです。)
クッションなどを腰の下に敷いて、高さを保ちます。
シリコン棒をゆっくりと膣内に差し入れます。
シリコン棒は、指よりも細いので痛みもなく、すんなり入ります。
奥まで差し込んだのを確認してから注入し、
30分〜1時間程度は横たわったまま安静にします。
使ったものは全て使い捨てなので、軽く水洗いしてから処分しています。
<おすすめページ>
40分以内に2回目射精した方が運動率が良くなるという研究結果があった!(サイト内リンク)
シリンジ法の手順B 妊娠検査薬で自己判定
通常妊娠と同じように、生理開始予定日の1週間後まで生理が始まらなければ妊娠検査薬を試すのが普通の使い方です。
受精卵を移植する高度生殖医療をした人は、移植日の5日〜6日後にフライングとして、
独自に妊娠検査薬を試す人もいます。
この時期は、排卵日に授精したとして、5日目、6日目というタイミングです。
卵管で受精卵が細胞分裂を繰り返して、子宮内膜まで移動し、着床する時期に相当します。
薬局には多くのメーカーで製造された妊娠検査薬がありますが、
精度の高い製品は、生理開始予定日よりも前に陽性であればラインが出るとネットで言われているものがあります。
(私はまだ、1度もラインが出たことはありません・・・・・。)
妊娠検査薬は尿中からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が一定量で検出されると陽性となります。
シリンジ法の時は、使ったことはありませんが、
胚盤胞を移植した時はフライングをしていました。
判定日に診察室で結果を初めて知るのはショックが大きいので・・・・
他人様の前で泣かないよう、予防線の意味でやっています。
(後ろ向きですね・・・自分でも分かっていますが・・・)
陽性のライン、見てみたいなぁ。
シリンジ法を試してみて思うこと
不妊治療の病院に通い始めて3年目です。
昨年12月に初めて採卵しました。
これまでに何度か通院をお休みした時期があります。
その都度、このシリンジ法を試しましたが、検査薬が陽性になったことはありません。
そもそもシリンジ法は、女性にも男性にも異常所見がない人向けの妊活法です。
「仲良し」に対して何らかの障壁があって、困難なカップルが対象です。
形式は「人工授精」と似ていますが、精液の検査や調整をしていないので、
精液量や運動率が、平均を下回るようなレベルでは、うまくいくはずはありません。
重々分かっていても、試さずにはいられない気持ち、分かってもらえるでしょうか・・・?
どうしても子供が欲しい。
そんな切実な願いです。
通院ができない期間に、試しているのは「私の勝手なあがき」です。
頑張れば何とかなるものではないけれど、
気持ちを持ち続けることは大事な事だと信じて取り組んでいます。
このまま順調にいけば、来月中旬に、モデルナワクチン接種(2回目)を迎えます。
9月の移植周期を目指して、しばらくはシリンジ法を頑張っていくつもりです(^^)
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10875750
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック