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2019年09月12日

【タジマアイコのBacktoBackあんぎゃ】9/8感想

BTBA98の写真.jpg

2019年9月8日、主催DJイベント3回目が終わったよ!

今回のゲスト、ミュージシャンの冨沢仲さんはテクノやアンビエントな音楽をつくってる人。たまにDJもやってる。

でも今回は5時間という長時間。
最初、オファーした時は5時間もバックトゥバック(一曲ずつ交互にDJ)するのかと不安がってた仲さん。でも本番は、かなり楽しんでくれたみたいで嬉しかったなぁ。

そうなの。やると5時間じゃ足りなくなるのよ、気分的に。

自分の番でかけ終わると即、横のCDの整理(次にかけるものを用意するため何枚か取り出しDJブースに並べる作業)に取り掛かる仲さんが印象的でした…。真面目なのね、次ギリギリまで整理してました(笑)

それくらいCD持ってきてくれたのよ。何枚だろう? なんか釣の帰りの人みたいだったよ!

ありがたいですよ、本当に私は。毎回、他のゲストの方もそうだけど出来る限りのCD持ってきてくれる。5時間分だからね。その労力だけでもホント感謝。でバックトゥバックを心から楽しんでくれるから、こんな嬉しいことないです。

仲さんのラインナップは、テクノの他に70年代80年代のポップスやロックやソウルも!

考えてみればこの頃は、いろんな電子楽器が増えてきて今のポップスやダンスミュージックに繋がるような音楽がいっぱい作られた時代だったのかも。特に80年代は、ロックもソウルもポップスもシンセサイザーの利用で、繊細で美しい音の曲が沢山ある。ビートを強調したダンサブルな音楽も増えたよね。

80年代後半から90年代前半は、例えばランバダやマドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」とか… エスニックブームでワールドミュージックの流行があって、一方ヒップホップの音楽も徐々にメジャーになってラップやスクラッチを他ジャンルの音楽も取り入れられるようになってきた。

そこから2000年代へ、個人で扱いやすいパーソナルコンピューターがどんどん普及してきて、DTM(デスク・トップ・ミュージック:パソコンを使った音楽制作)が可能になったね。

今は、音楽用の電子機器も種類が更に増えて、テクノもダンスミュージックも面白い作品がどんどん作られている。

私が今回楽しかったのは、ヒップホップ系の音楽が沢山かけられたこと。結構好きなんだけど、これまでの2回ではちょっと方向性が変わってしまうので抑えてたのを、今回は思いっきり出せたから面白かったなぁ。

私のかけるのは、ヒップホップ元祖のアメリカ人のものは少ないかもしれないんだけどね。

民族音楽ってその国特有のものを指すけど、現代つくられる音楽は、その国特有の音楽という方が少ないかもしれない。

大昔から色んな文化、隣り合ったり・連れて来られたり・侵略したりされたり・流浪したり・亡命したり・開拓したりの結果、それぞれの民族特有の歴史が混ざり合ってきたわけではあるけど、情報がクラウド化した現代、他国の文化も比較的自由に平和的に誰でも知ることが出来る。

どこかの国で生まれた音楽のセオリーは、すぐに他の国でもスタンダードに使われるようになって、ポピュラー音楽となっていく。

近代、タンゴやワルツ・シャンソンやジャズ・ロックなどなど。あげだしたらキリがないけど、世界を席巻し流行してポップス化し廃れて時代遅れになるかと思いきや、やがてスタンダードとなる音楽も数多くある。はたまた、何十年ぶりに再発見されたり。

メディアが、ラジオやテレビを経てネット時代となった現代では、音楽性の違いは国の違いよりも時代の違いの方が大きいのかもしれない。いろんな音楽を聴けるこの時代に生まれて来ることが出来て、私は本当に幸せ!

そこで私の好きなエキゾチカとワールドミュージック。

エキゾチカは異国情緒という意味で、他国から見た異国。なので想像力豊かで、反面ステレオタイプでもある造りもの的な要素がある。ワールドミュージックとは本来、生粋のその民族だけの音楽。なのでほぼ正反対だけど、私にはどちらも魅力的。想像の世界に遊ぶのも好きだし。本物の世界を覗くのもワクワクする。

そこで、3回目ともなるといくらか余裕ができてきたので、紙吹雪とスプーンを用意したのね。

スプーン(?)は置いといてね。紙吹雪のお話。

これは自分の中でエキゾチックジャポン(外国から見たステレオタイプな日本。中国と間違えてるんじゃないの?みたいな)な曲をかける時間というのを決めてて、その音楽の盛り上がりにあわせてね、淡いピンクの紙吹雪を桜の花びらみたいに扇子であおぎたい!って思って用意したの♪

紙吹雪自体は、けっこう綺麗に出来たのよー。ホログラムのキラキラした折り紙やチュールみたいな折り紙も入れてね、可愛く。

しかし、以外にふわぁ〜とはいかないものね(笑)

自分であおぎながらは難しいなぁ。今度やる時は扇風機でも用意した方がいいかも… 何はともあれ、エキゾチカの造られた世界の魅力と可笑味(おかしみ)。それをDJ以外でも伝えられたら面白いなと思ったわけです。

でスプーンの方は…

演奏するんですよ。コレけっこう楽しいの!今回のテーマとは関係ないけど、やりたかっただけ(笑)

スプーン2本を用意して、背中合わせにするでしょ。それを利き手でもってカチカチするの。Youtubeとかで演奏してる人の動画が見れるよ。

これはアイルランドが発祥かな?詳しくは分からないんだけど、カントリーミュージックとかで使われることが多いかもね。

まぁそれを本格的ではないものの、たまに余興でやるのですよ。久しぶりなんで、前の日練習したけどね… お客さんが来たら、ちょこちょこっと演奏するっていう。ホント余興だけど楽しかったぁ。紙吹雪も。

やっぱりお客さんとも楽しみたいものね!

終盤はテクノ合戦って感じで盛り上がって、お客さんと一緒に私も(DJやりながら)踊りまくって楽しかったー。

次回「タジマアイコのBacktoBackあんぎゃ」vol.4は11/17開催。どんな世界が繰り広げられるかな?お楽しみに!


・前回のご報告→ 【タジマアイコのBacktoBackあんぎゃ】7/14感想 + 平和・死・再生・音楽
・ツイッター→ #タジマアイコのBacktoBackあんぎゃ
posted by 田島愛子 at 01:59 | ■ ご報告
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