そして誰もいなくなった【電子書籍】[ アガサ・クリスティー ] 価格:1034円 |
このブログは
アガサクリスティーが好きすぎて
無人島になにを持って行きたいかと聞かれたら
「アガサクリスティーの本」と答えるくらいの熱量があります
この本のこの作品のココが好き
または
この本のこういう所が見所!
というのを紹介していきたいと思います
自分の独断と偏見で★を付けていますが完全好みの問題なので、皆様とは違う価値観かもしれません。
ご容赦願います
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そして誰もいなくなった
ネタバレちょっとあり
この作品はアガサクリスティーの中で前代未聞のミステリーになります。
発表されてから何度も同じような作品が他の作家にもオマージュされてきています。
全員シンだと思わせて実は、、、というストーリーは沢山の読者がだまされたと思います
いえ、100%の読者がだまされたのではないでしょうか
今でこそ、世界的に有名になったこの結末を考え、作品として世に出したアガサは素晴らしいアイデアマンです
そしてアイデアを考えたとしても、作品がつまらなければこんなに有名にはなっていません
この作品のポイントのひとつはズバリ!シュチュエーション!
ひとつの島に閉じ込める環境を不自然なく作ること
それぞれ各々がこの島に来ざる得なくなるように仕向けること
しかも誰がシンでもおかしくない背景を作ること
この作品の軸がしっかりしてないと完成しない作品です
二つ目のポイントは恐怖感に溢れた文章です
そこはかとなく文章が背後に黒い恐怖を感じさせ、読んでるだけでゾクゾクします
真夏の怪談かな?と思うくらいに怖い文章が上手いです
この文章力は魅力です
私はミステリーよりホラーを感じました
三つ目のポイントは”題名”です
アガサクリスティーは題名を考えるのが非常に上手いです
このミステリーが「そして誰もいなくなった」なんて洒落た題名でなければここまで有名になっていないと思います
もしこの作品を初めて読む人がいればうらやましいと思います
「このミステリーを新鮮な気持ちで読めるんなんて本当にうらやましい!」
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