2009年03月13日
「雷心は届くの? 屈強な心は乙女のポリシー」 part2
「あ、まこちゃーん! ちょっと待ってー。」
その声はレイの声だとすぐに分かり、振り向くとレイと亜美が走ってきた。
さっきルナに言われた言葉が、頭に浮かぶ。
「どうしたの!? レイちゃん。それに亜美ちゃんも。」
まことはわざとらしく少し驚いた様子で2人をうかがった。
「はあ…はあ………、
さっきさぁ………ルナに…あわなかった?」
「え?」
まことが聞いたその声は、いつものレイの声ではなく、感情が一切感じられ
ない。明らかに様子がおかしいレイに、まことがより警戒心を強める。
「べ、別に会わなかったけど、ルナがどうかしたの?」
「あってないならいいんだけど、
次あったら言っててくれない?」
亜美の声も、レイのように感情がなかった。
まことの不安がより高まり、心臓の鼓動が早くっていく。
「な、何を伝えればいいの?」
そして、まことは自分の耳を疑うような返事を聞いてしまう。
「猫同士さあ、何をコソコソしてるのか知らないけど…、
私達の邪魔をしたらルナだって許さないってね。」
「亜美……ちゃん?」
その時だ。突然レイと亜美の周りの空気が渦巻くと、それが大きな竜巻と
なっていき、レイと亜美は砂埃で見えなくなっていく。
「亜美ちゃん! レイちゃん!」
そして、その竜巻が徐々に止み、その中から2人の姿が現れ始めるのだが。
レイの肌はさっきまでのような人間らしい肌色とは違い、血のように紅く
染まっていた。その肌の上にセーラー戦士らしき服を着ているのだが、純
白の部分が黒く染まっており、頭から角、お尻からは尻尾と、まるで悪魔
でも思わせるかのような格好をしている。
亜美の方は青い水のような体で出来ており、その上からレイと同じ黒いセ
ーラー戦士の服を着ていた。もはやそこに立っていたのは、さっきまでの
健全な女子高生ではなく、淫怪人のイビルマーズとイビルマーキュリーで
あった。
「………ふ、2人とも、その姿は一体……。」
2人の異様な姿に、動揺を隠せないまこと。
「ふふふ♪ どうしたのまこちゃん? そんな顔して。
見てこの体、すッごく素敵でしょ。
ダークサタン様のおかげで、淫怪人にしてもらったの♪」
レイは嬉しそうに尻尾を振り、とてもさっきまでのレイとは思えない不敵
な笑みには浮かべている。そしてそれは、亜美も一緒だ。
「ルナの言っていたこと正しかったのね…。一体どうしちゃったの!?」
「う〜ん、口で説明したら長くなりそうね。
だから体で教えてあげるわ。大丈夫よ、ただ力を抜いてリラックするだけ
でいいから。」
そう言うと、一歩ずつまことへと近づいていくレイ。
「お願いレイちゃん! 目を覚まして!! 亜美ちゃんも!
ジュピター・スターパワー!メイクアップ!」
まことが呪文を唱えると、まことの制服は消え、そして新たなセーラー戦
士の服がまことを包んでいく。そして、変身し終わるとそこにはセーラー
ジュピターが立っていた。
「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」
「「……………………………。」」
「あのね、今思ったんだけどさ、セーラー戦士って変身時間が長くない?
まこちゃん隙だらけだったからさー、いつでも襲えたんだよねー♪
まあ抵抗してくれなきゃこっちも楽しくないから、変身するの待ってたん
だど。」
「レイちゃん! それに亜美ちゃんもどうしちゃったの!?
2人らしくないよ! お願いだから目を覚まして!!」
「そんなこと言われてもねー、亜美ちゃん。」
「そうよ。もうダークサタン様のおかげで、目が覚めてるわ。
もちろん淫怪人としね。」
レイも亜美も、ふざけたような態度でまことの説得など聞く気はない様子
である。
“やっぱり声だけじゃだめか。それなら………………。”
その声はレイの声だとすぐに分かり、振り向くとレイと亜美が走ってきた。
さっきルナに言われた言葉が、頭に浮かぶ。
「どうしたの!? レイちゃん。それに亜美ちゃんも。」
まことはわざとらしく少し驚いた様子で2人をうかがった。
「はあ…はあ………、
さっきさぁ………ルナに…あわなかった?」
「え?」
まことが聞いたその声は、いつものレイの声ではなく、感情が一切感じられ
ない。明らかに様子がおかしいレイに、まことがより警戒心を強める。
「べ、別に会わなかったけど、ルナがどうかしたの?」
「あってないならいいんだけど、
次あったら言っててくれない?」
亜美の声も、レイのように感情がなかった。
まことの不安がより高まり、心臓の鼓動が早くっていく。
「な、何を伝えればいいの?」
そして、まことは自分の耳を疑うような返事を聞いてしまう。
「猫同士さあ、何をコソコソしてるのか知らないけど…、
私達の邪魔をしたらルナだって許さないってね。」
「亜美……ちゃん?」
その時だ。突然レイと亜美の周りの空気が渦巻くと、それが大きな竜巻と
なっていき、レイと亜美は砂埃で見えなくなっていく。
「亜美ちゃん! レイちゃん!」
そして、その竜巻が徐々に止み、その中から2人の姿が現れ始めるのだが。
レイの肌はさっきまでのような人間らしい肌色とは違い、血のように紅く
染まっていた。その肌の上にセーラー戦士らしき服を着ているのだが、純
白の部分が黒く染まっており、頭から角、お尻からは尻尾と、まるで悪魔
でも思わせるかのような格好をしている。
亜美の方は青い水のような体で出来ており、その上からレイと同じ黒いセ
ーラー戦士の服を着ていた。もはやそこに立っていたのは、さっきまでの
健全な女子高生ではなく、淫怪人のイビルマーズとイビルマーキュリーで
あった。
「………ふ、2人とも、その姿は一体……。」
2人の異様な姿に、動揺を隠せないまこと。
「ふふふ♪ どうしたのまこちゃん? そんな顔して。
見てこの体、すッごく素敵でしょ。
ダークサタン様のおかげで、淫怪人にしてもらったの♪」
レイは嬉しそうに尻尾を振り、とてもさっきまでのレイとは思えない不敵
な笑みには浮かべている。そしてそれは、亜美も一緒だ。
「ルナの言っていたこと正しかったのね…。一体どうしちゃったの!?」
「う〜ん、口で説明したら長くなりそうね。
だから体で教えてあげるわ。大丈夫よ、ただ力を抜いてリラックするだけ
でいいから。」
そう言うと、一歩ずつまことへと近づいていくレイ。
「お願いレイちゃん! 目を覚まして!! 亜美ちゃんも!
ジュピター・スターパワー!メイクアップ!」
まことが呪文を唱えると、まことの制服は消え、そして新たなセーラー戦
士の服がまことを包んでいく。そして、変身し終わるとそこにはセーラー
ジュピターが立っていた。
「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」
「「……………………………。」」
「あのね、今思ったんだけどさ、セーラー戦士って変身時間が長くない?
まこちゃん隙だらけだったからさー、いつでも襲えたんだよねー♪
まあ抵抗してくれなきゃこっちも楽しくないから、変身するの待ってたん
だど。」
「レイちゃん! それに亜美ちゃんもどうしちゃったの!?
2人らしくないよ! お願いだから目を覚まして!!」
「そんなこと言われてもねー、亜美ちゃん。」
「そうよ。もうダークサタン様のおかげで、目が覚めてるわ。
もちろん淫怪人としね。」
レイも亜美も、ふざけたような態度でまことの説得など聞く気はない様子
である。
“やっぱり声だけじゃだめか。それなら………………。”
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