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2017年08月07日
米7月の自動車販売が7%減、フリート販売削減の動き継続
ヤフーニュースより引用
米7月の自動車販売が7%減、フリート販売削減の動き継続 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170802-00000008-reut-bus_all
[デトロイト 1日 ロイター] - 調査会社オートデータによると、自動車メーカー各社が発表した7月の米販売台数は前年同月比7%減少し、季節調整済みの年率換算で1673万台となった。販売減は5カ月連続。利幅の薄い、レンタカー会社向けのフリート販売削減の動きが継続したという。
統計を受け、ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>とフォード・モーター<F.N>の株価はともに軟調となった。GMは約3.5%安。フォードは約2.5%安。
GMやフォード、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI><FCAU.N>、日産自動車<7201.T>など一部大手メーカーは、7月にフリート販売を大幅に削減し、販売台数よりも利益を重視する姿勢を明確にした。メーカー各社はこれまで工場閉鎖の回避目的でフリート販売を活用してきたが、労使協定の弾力化に伴い、状況は変化、各社とも在庫削減に向け早めの工場稼働停止に動く。
こうしたなか、米自動車メーカーの大型ピックアップトラック販売は4%減少、大型スポーツ用多目的車(SUV)は20%落ち込んだ。LMCオートモーティブのジェフ・シュスター氏は、販売減に伴いビッグスリーが抱える北米工場数が過剰になりかねないと危惧。7月販売の年率減少ペースは4工場分の生産に相当すると指摘した。
7月の販売はメーカー別で、GMが15.4%減。トヨタ自動車<7203.T>が3.6%増。フォードが7.5%減。FCAが10.5%減。ホンダ<7267.T>が1.2%減。日産自動車が3.2%減。
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「一生車なんていらない」と思っていたが、田舎の運転は… --- 黒坂 岳央
「一生車なんていらない」と思っていたが、田舎の運転は… --- 黒坂 岳央 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170802-00010001-agora-soci
私は学生時代、社会人時代は東京、アメリカ(シカゴのループ)、大阪と人生のほとんどを都会で生活をしてきました。これらの場所では車はまったく必要性を感じません。18歳で免許証をゲットした時の私は有頂天になっていて、
「早く自分の車に乗って自由に走り回ってみたい!」
そう思ってワクワクドキドキしながら車のカタログを見ていました。ですが車への熱はどこへやら。免許をとったのはいいものの、冷静に考えると色んな問題が立ちはだかっていることに気付きます。
「駐車場は月額何万円もいるのでもったいないな…」
「仕事(や学校)が忙しくて、週末だけしか乗らないならレンタカーで十分だ!」
そんなことを考えてしまい、これまでは国内外の旅行へ行くにレンタカーを借りて乗る程度となってしまい、一年に一度ハンドルを握る
「ペーパードライバーすれすれ」
という体たらくでした。運転免許証は当然ゴールド!友人には「ゴールド免許取れたよ!」と自慢するものの、「乗ってないからでしょ!」というツッコミが返ってくる始末です。東京で会社員をやっていた頃は「車なんて一生いらない」と思っていた私ですが、熊本県に移住して事業者として取り組んでいる今、 「車は意外とアリだな!」という感覚に変わってきました。
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米新車販売、7か月連続で前年割れ 増加はトヨタのみ
ヤフーニュースより引用
米新車販売、7か月連続で前年割れ 増加はトヨタのみ https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00017191-forbes-bus_all
今年7月の米国の自動車販売は、前年同期比で7か月連続の減少となったことが分かった。だが、自動車メーカー各社の今後の展望は、8月1日に発表された数字が示すほど切迫したものではないと見られている。今年1月から前年比での販売台数の減少が続く米国市場全体では、7月の新車販売台数が同7%減少。主にゼネラル・モーターズ(GM)とフィアット・クライスラーの2桁台の減少が大きく影響した。
ただ、需要がピークを過ぎたことを認識している各社はより収益性の高いモデルや顧客層などに焦点を絞り込んでおり、すでにいくつかの対策を講じている。収益が見込めない事業を縮小しており、例えば、ディーラーへのインセンティブの提供や特定の工場での生産、利益率が低くなる(レンタカー会社など向けの)「フリート販売」の見直しなどを実施している。
自動車売買情報サイトのオートトレーダー・ドット・コムのアナリストは、米国の自動車業界が7年連続で前年を上回る販売台数を記録、昨年の乗用車・トラック販売台数が1750万台を上回ったことを指摘している。それ以前の20年間の年間販売台数の平均は、1430万台だ。こうした状況を受け、「メーカー各社は熟慮した上で、割引販売はしないとの決断を下している」という。
大型車は好調
GMの販売台数は7月、前年比15.5%減少した。ただ、シボレー・エクイノックスやGMCアカディア、ビュイック・エンビジョン、キャデラックXT5などの大型車の売れ行きが好調だったことによって、減少の一部は相殺されている。同社はまた、小型車の生産を縮小してクロスオーバー車の生産を増やす方針。シボレー・ボルトを含む6モデルの生産台数の削減を検討中だ。
フォード・モーターは同7.4%減少。フリート販売が2桁台の減少となったことが一因だ。リンカーン・ブランドとフォードの乗用車の販売は合わせて19%減少。コンパクトカーの需要が軟調だったことを受けてフィエスタが伸び悩んだほか、フュージョンの販売台数も減ったためだ。ただ、トラックのベストセラー、Fシリーズとその他のSUVは好調だった。
FCAは 10.5%減。クライスラーとダッジの不調が響いた。トラックのダッジ・ラムは0.1%の微増となっている。業界全体を見ても、大型車の販売は好調だ。
日本メーカーは「健闘」
一方、トヨタは同3.6%増と、各社の中で唯一、販売台数を伸ばした。SUVのハイランダーが大きく貢献した。
ホンダは1.2%減となったが、米国市場での販売台数が最多のシビックが11%増を記録。さらに、コンパクトクロスオーバーのHR-Vは32%増えた。
日産は全体では3.2%減らしたものの、クロスオーバーとSUV、トラックが7月の販売台数としては過去最多を記録。マツダはCX-5クロスオーバーが同様に7月の販売台数で最多となり、全体の販売数を3%減にとどめた。
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免許はあるけど自信がない! 運転したいペーパードライバーはどうすればいい?
ヤフーニュースより引用
免許はあるけど自信がない! 運転したいペーパードライバーはどうすればいい? https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00010002-wcartop-ind
いわゆるペーパードライバーだった人が就職、引っ越し、出産、介護といった環境の変化でクルマを運転する必要に迫られたら、どのように練習すればいいのか? カギになるのは、次の2点だ。
1)運転ブランクの長短
2)練習するためのクルマの有無
教習所を卒業してから、5年以上クルマの運転をしていなく、それも年齢がけっこう上だったりすると、これはもう一から勉強し直した方がいいレベル。各地の教習所で実施されている「ペーパードライバー教習」を受講するのがベストだろう。
「ペーパードライバー教習」は、多くの教習所で用意されているプログラムで、相場はだいたい2時間15000円ほど。まったく自信がない、完全に振り出しに戻ってしまっている、という自覚がある人は、一回2時間のコースを、4〜5回ほど受講してみることをおすすめする。教習所によってはリーズナブルなパック料金(例10時間で50000円等)なども利用できる。
メリットとしては、教習所なので、自分で教習車を用意しなくてもOKという点。むかしは、教習所の教官というと横柄だったり、おっかなかったりというイメージがあったが……。すでに免許を取得していれば、「ハンコを押さんぞ」と脅される心配もないだろうが、一応ネット等で評判を確認してから申し込むといいだろう。
次に、一応過去に運転した経験はあるのだが、ブランクが空いてしまった人。あるいは車庫入れが苦手、自宅から勤務先、駅、病院、保育園、買い物先といった特定のルートに特化して練習したい、教習車ではなく自宅の家族のクルマで練習したいといった場合は、「ペーパードライバー出張教習」などが向いている。講師が自宅など、希望する場所まで出張し、マンツーマンでレッスンしてくれるサービス。こちらも1セット2時間=14000円ぐらいが目安。
ブランクにもよるが、こちらも2〜3セット練習すれば、それなりに勘が戻るはず。自宅にクルマがない、ペーパードライバーにクルマを貸してくれる家族や知人がいないという人は、「ペーパードライバー出張教習」の業者にオプションで用意してもらったり、レンタカーを使うという手もある。
そして、ブランクも比較的短く、自宅や家族のクルマがつかえるという人は、運転上手で、親切で、短気ではない、家族や友人にコーチ役をお願いして、自主練習してみよう。練習場所は、交通量が少なく、広々とした、明るい場所が望ましいので、自宅からそうした場所まではコーチ役に運転してもらい、環境のいい道にきたらドライバー交代。コーチにアドバイスをもらいながら、一つひとつコツを思い出していったらどうだろう。
いずれにせよ、ペーパードライバーが公道で練習をする際は、免許の取得時期に関わらず、初心者マークを貼っておくことを忘れずに!
首都圏に住んでいる人なら、東京お台場のトヨタMEGA WEBで、「脱!ペーパードライバー講習」というプログラムが用意されているので、これはかなりおすすめできる。
ボディタイプも、コンパクト、セダン、ミニバンの3タイプから選べて、受講料が1時間で300円という低価格が大きな魅力。クルマの運転が上達するのは簡単なことではないし、大きな責任が伴うものだが、初心者の域を脱するのは、さほど難しいことではない。効率よく練習して、ペーパーレス(?)ドライバーを目指してみよう。
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【美しい島プリンスエドワード島】2 魅力はアンの家だけじゃない!
ヤフーニュースより引用
【美しい島プリンスエドワード島】2 魅力はアンの家だけじゃない! https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00000003-ovo-life
カナダの東端に位置するプリンスエドワード島。小説『赤毛のアン』の主人公であるアンの家「グリーン・ゲーブルズ」があることで有名だが、この美しい島の価値はアンの家のみにとどまらない。作者のルーシー・モード・モンゴメリが生涯にわたって愛したように、この島にはほかでは見られない絶景や自然が多く存在する。今回は、プリンスエドワード島の知られざる魅力をお伝えする。
1つの島ながら、その島自体がカナダで最小の州でもあるプリンスエドワード島(PEI)には、いくつもの顔がある。島全体は大きく分けて5つのエリアに分類できる。1つ目は、州都シャーロットタウンからなる地域で、市庁舎・空港・知事公館・ショッピングモールなど都会の要素がぎゅっと詰まっている。North Cape Coastal Driveエリアは、いわゆる観光名所といわれる場所は少ないが、最北のNorth Cape(北岬)には早春になるとアザラシの大群が現れるなど、カナダの大自然を間近に感じることができるエリアだ。
PEIで一番有名なのは、「グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイス」を含むGreen Gables Shoreエリアだろう。観光客でにぎわうのは、アンの家を中心とした観光スポットだが、白い砂浜には週末にもなると、多くの家族連れが集まっている。そしてグリーン・ゲーブルズ地域の南に広がるのは、赤い砂浜を特徴とするRed Sands Shoreエリア。1つの島内で白い砂浜と赤い砂浜の両方を楽しめるのは珍しく、時間が許すのであればぜひ、両方を体験しておこう。Red Sands Shoreエリアの真ん中に位置するVictoriaは、小さいながら落ち着いた雰囲気のおしゃれな港町。引き潮の時は数百メートルにもわたって水が引くから、粘土のような赤い砂浜を素足で歩くのをおすすめする。
5つ目となるPoints East Coastal Driveエリアは、なんといっても海岸線や湾の美しさが目を引く。ただドライブして景色を眺めているだけでも満足でき、癒やされる。島の北東にあるビーチBasin Headは、カナダ全土でNo.1のビーチに選ばれたこともあり、鳴き砂(singing sands)としても有名だ。
アンの家やその関連施設を見て回るだけならタクシーやバスツアーでも十分だが、PEIを余すことなく満喫しようと思ったら、やはりレンタカーを借りるのがベスト。空港にはレンタカー会社の事務所がいくつかあり、飛行機を降りたら空港からすぐ移動できるのもレンタカーの利点。帰りも空港で車を返却できるから、移動に無駄がない。VictoriaやBasin Headまで足を延ばすためにも、PEIではレンタカーを借りよう。
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沖縄観光、体験型を強化 「琉球衣装で世界遺産散策」「渡嘉敷へチャーター船」
ヤフーニュースより引用
沖縄観光、体験型を強化 「琉球衣装で世界遺産散策」「渡嘉敷へチャーター船」 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-00000017-ryu-oki
国内外客の沖縄観光への需要の多様化により、県内旅行会社が体験型観光商品の販売を強化している。沖縄ツーリスト(那覇市)はアクティビティー予約サイトを開設したほか、JTB沖縄(同)は昨年に引き続き、専用チャーター船で観光客を渡嘉敷島へ案内する観光商品を期間限定で販売している。観光客の需要が買い物を中心とする「モノ消費」から、体験を中心とする「コト消費」に変化する中で、着地型観光商品はさらに注目される。
沖縄ツーリストは7月3日に体験型観光商品の予約サイト「OneTwoSmile ACTIVITIES」を試験的に開設し、現在約200商品を取り扱っている。ダイビングなどのマリンアクティビティーや、琉球衣装で世界遺産を散策する体験などがある。年内に商品数を倍に増やし、11月以降、サイトを多言語化する。日本語のほか中国語(繁体字と簡体字)、韓国語、英語の5カ国語で対応する。
沖縄ツーリスト販売戦略室の赤嶺貴彦室長は「これまで旅行会社は宿泊などをパッケージで販売してきたが、観光形態の多様化によりお客さんにもっと自由に旅行できるような素材を提供したい」と述べた。同社は現在、レンタカーと宿泊施設の予約サイトをそれぞれ運営しており、今後、アクティビティー予約サイトと連動できるような体制を構築していく。
JTB沖縄は、夏季の渡嘉敷島への定期高速船の混み合いを解消するため、31日まで那覇ふ頭から渡嘉敷島の間で毎日専用チャーター船を運航させる。日帰りで島を楽しむプランを提案し、昨年は約2300人が利用するなど好評だった。
商品を企画したJTB沖縄仕入販売部の佐々川英樹さんは「渡嘉敷島は日帰りで海の魅力を体験できる。那覇ふ頭を利用することで、島民の生活便であるフェリーに支障が出ない」と話した。
米ウーバー、シンガポール欠陥車貸し出し問題で対策講じる
ヤフーニュースより引用
米ウーバー、シンガポール欠陥車貸し出し問題で対策講じる https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000043-reut-bus_all
[シンガポール 4日 ロイター] - 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは4日、シンガポールのレンタカー子会社がリコール(無料の回収・修理)対象となっている欠陥車を貸し出したとされる問題で、修理のための措置を既に講じ、利用者の懸念を解消するためシンガポール当局に協力していると表明した。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は先に、社内電子メールや資料を基に、同社が2016年4月にリコール対象となったホンダ<7267.T>のスポーツ多目的車「ヴェゼル」を1000台以上貸し出したと報じていた。報道によると、ウーバーのシンガポール事業の幹部らは同車両を購入した際にリコールを認識していたという。
同社は発表文で「(子会社の)ライオン・シティー・レンタルが貸し出したホンダ・ヴェゼルに出火の恐れがあると知った後、速やかにシンガポール陸上交通庁と緊密に連携して修理に向け対応した」と説明。「ただ、実施すべき措置はさらにあったと認識しており、そのように対処した」とした。
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<新ビジネス>家、クルマ、得意技…シェアして稼ぐ
<新ビジネス>家、クルマ、得意技…シェアして稼ぐ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170805-00000030-mai-bus_all
家、車、自分の特技など、個人のモノやスキルを他人と“シェア”(賃貸や売買)する「シェアリング・エコノミー」が急拡大。従来の考え方を変えることがおカネもうけにつながる。その最前線をリポートする。【週刊エコノミスト編集部】
◇山奥の一軒家に観光客
「地方にある素晴らしい観光資源を世界に伝え、訪日観光のリピーター客を増やしたい」(米ホームアウェイの木村奈津子・日本支社長)−−。米エアビーアンドビーと並ぶ世界最大級の民泊会社が、日本の過疎地帯を世界有数の観光資源に変えようとしている。今年4月、同社は、せとうちDMO(観光地域経営組織)と提携し、瀬戸内海の宿泊施設のプロモーションに乗り出した。
ホームアウェイは、所有者が利用していない別荘などを1棟丸ごと貸し出す「バケーションレンタル」の世界最大手。月間のサイト訪問者は4000万人、年間取扱高は1兆6000億円で、その規模はJTBに匹敵する。
一方、せとうちDMOは、2016年、瀬戸内海を囲む7県(兵庫、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛)が観光推進のために設立した官民一体の組織だ。ホームアウェイとの提携を選んだ理由の一つに過疎化による深刻な空き家問題がある。
瀬戸内地域には古民家など歴史的な建物が多数あるが、そのうち3〜4割が空き家と言われる。せとうちDMOはこうした空き家をリフォームして、簡易宿泊施設として提供する事業に乗り出そうとしている。
せとうちDMOが業務提携するちいおりアライアンス(徳島県三好市)の「ちい庵(おり)」は、築300年超の茅ぶきの古民家を改修した宿泊施設。いろりのある純和風の造りだが、トイレや浴室などの設備は新しい。最寄りの土讃線大歩危(おおぼけ)駅から車で約50分、山深い場所にぽつんと建つ一軒家だが、10月までほぼ予約が埋まる人気の宿だ。利用客の4割が外国人で、欧米からの観光客が多いという。
日本情緒にあふれる古民家は外国人に人気が高い。ホームアウェイのサイトでグローバルな広告宣伝を展開すれば、空き家が有望な観光資源に生まれ変わるというわけだ。「人里離れた何もない場所こそ、観光客にとっては魅力がある」とせとうちDMOグループの瀬戸内ブランドコーポレーションの木村洋氏は話す。
◇ポルシェを1日1万円で乗り回す
買ったはよいが、ほとんど乗らない「愛車」。それが、シェアサービスで「ビジネス」に変わる−−。ディー・エヌ・エーが経営するシェアサービス「エニカ」は個人が所有する車を個人間で貸し借りするサービスだ。独ポルシェやBMW、アウディなどの高級車や国産のミニバンなど3500台が登録され、利用登録した8万2000人の間で、車を貸し借りする。2015年9月のサービス開始以降、シェア実績は1万8000件を超えた。
事業責任者の大見周平氏は、「6000万台以上の膨大な国内登録乗用車の存在がヒントとなった」と話す。稼働しているのは5%程度で、残りの95%は車庫に眠ったまま。仮に1%の60万台を貸し出せれば、30万台と言われる国内レンタカー市場の2倍のビジネスが生まれる。
事業者と違い、個人は貸し出しで維持費や税金がまかなえればいいから、シェア料金もレンタカーに比べてぐっと抑えることができる。例えば、会員の間で一番人気のBMW3シリーズの場合、1日当たりの平均シェア料金は7400円。ポルシェの人気SUV「カイエン」でも1日1万1000円で借りられる。
当然、個人間の貸し借りに際しては、傷や事故の心配、また、犯罪に使われるなどの懸念もある。それに対し、エニカでは、ドライバーの過去の事故歴などを可能な限り確認。決済はクレジットカードのみにして、シェア時に自動的に損保会社の人身・車両保険に加入するようにした。
貸し借りの際には、レンタカーの目視検査と同様に、スマホで車両の傷を確認するアプリを提供した。こうした仕組みの導入でトラブルの発生を未然に防いでいるという。
◇家事や料理など得意なスキルで役に立つ
家事や料理のスキルや、自分の特技を副業として生かし、生きがいにつなげられるのもシェア経済の特徴だ。「ココナラ」(東京都品川区)は、イラストや似顔絵、ホームページのロゴのデザイン、映像製作などをネット上で仲介する。取り扱うジャンルは200で、これまで累計で150万件の取引が成立した。
同社の南章行社長は「日本が低成長社会になる中、組織の中で働く意味を見いだせなくなっている人が増えている。そうした人たちに、自分の得意なスキルで『誰かの役に立っている』と感じられる場を提供したかった」と語る。
(週刊エコノミスト8月8日号)
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