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2017年08月07日

【美しい島プリンスエドワード島】2 魅力はアンの家だけじゃない!

ヤフーニュースより引用

【美しい島プリンスエドワード島】2 魅力はアンの家だけじゃない! https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00000003-ovo-life


 カナダの東端に位置するプリンスエドワード島。小説『赤毛のアン』の主人公であるアンの家「グリーン・ゲーブルズ」があることで有名だが、この美しい島の価値はアンの家のみにとどまらない。作者のルーシー・モード・モンゴメリが生涯にわたって愛したように、この島にはほかでは見られない絶景や自然が多く存在する。今回は、プリンスエドワード島の知られざる魅力をお伝えする。

 1つの島ながら、その島自体がカナダで最小の州でもあるプリンスエドワード島(PEI)には、いくつもの顔がある。島全体は大きく分けて5つのエリアに分類できる。1つ目は、州都シャーロットタウンからなる地域で、市庁舎・空港・知事公館・ショッピングモールなど都会の要素がぎゅっと詰まっている。North Cape Coastal Driveエリアは、いわゆる観光名所といわれる場所は少ないが、最北のNorth Cape(北岬)には早春になるとアザラシの大群が現れるなど、カナダの大自然を間近に感じることができるエリアだ。

 PEIで一番有名なのは、「グリーン・ゲイブルズ・ヘリテージ・プレイス」を含むGreen Gables Shoreエリアだろう。観光客でにぎわうのは、アンの家を中心とした観光スポットだが、白い砂浜には週末にもなると、多くの家族連れが集まっている。そしてグリーン・ゲーブルズ地域の南に広がるのは、赤い砂浜を特徴とするRed Sands Shoreエリア。1つの島内で白い砂浜と赤い砂浜の両方を楽しめるのは珍しく、時間が許すのであればぜひ、両方を体験しておこう。Red Sands Shoreエリアの真ん中に位置するVictoriaは、小さいながら落ち着いた雰囲気のおしゃれな港町。引き潮の時は数百メートルにもわたって水が引くから、粘土のような赤い砂浜を素足で歩くのをおすすめする。

 5つ目となるPoints East Coastal Driveエリアは、なんといっても海岸線や湾の美しさが目を引く。ただドライブして景色を眺めているだけでも満足でき、癒やされる。島の北東にあるビーチBasin Headは、カナダ全土でNo.1のビーチに選ばれたこともあり、鳴き砂(singing sands)としても有名だ。

 アンの家やその関連施設を見て回るだけならタクシーやバスツアーでも十分だが、PEIを余すことなく満喫しようと思ったら、やはりレンタカーを借りるのがベスト。空港にはレンタカー会社の事務所がいくつかあり、飛行機を降りたら空港からすぐ移動できるのもレンタカーの利点。帰りも空港で車を返却できるから、移動に無駄がない。VictoriaやBasin Headまで足を延ばすためにも、PEIではレンタカーを借りよう。




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思えば最近、やたらと「75歳」という年齢がクローズアップされていた。「75歳まで働ける社会を」「高齢者は75歳から」……なるほどすべてはこれに向けた布石だったのか。いよいよ政府が、「75歳年金支給引き上げ」に向けて本格的に動き出した。

 安倍晋三首相が国会閉会中審査で加計学園問題をどう釈明するかに大メディアが大騒ぎし、国民の視線が釘付けにされていたさる7月18日、内閣府の有識者会議で重要な議論が交わされていた。「年金75歳支給」という国民の老後の生活を一変させるテーマである。議事の過程で、読売新聞社会保障部の猪熊律子委員がこう発言した。

「繰り下げ年齢も現行の70歳からもっと下に行ってもいいのではないか。つまり、75歳とか、そのように延ばしてもよいのではないかと思っています」

 座長の清家篤・前慶應義塾長はこれらの意見を踏まえ、検討会の最後で言った。

「今は70歳まで繰り下げると42%の年金給付がアップするわけですが、さらにこれをもっと繰り下げ支給の幅を広げるといったことも可能性としてあるかもしれない」

割り増し制度を残したままの年齢の引き上げに前向きな姿勢だった。この有識者会議は『高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会』という長い正式名称を持つ。今年6月12日に設置され、必要に応じて改定される政府の「高齢社会対策大綱」の改定案を年末までにまとめ、閣議決定する予定となっている。安倍政権はこの大綱に年金受給開始年齢の「75歳選択制」を盛り込む可能性が高い。

“選択制なら従来通り65歳で年金をもらえばいいじゃないか”と考えるのは甘い。年金政策に詳しい社会保険労務士の北村庄吾氏は「いよいよ来るべきものが来た」と指摘する。

「日本の年金支給開始年齢はサラリーマンの定年とセットで引き上げられてきた。昔、定年が男性55歳、女性50歳だった時代は年金支給が5年遅れの60歳と55歳。1994年の高年齢者雇用安定法改正で定年が男女とも60歳に引き上げられると、年金支給も段階的に65歳に引き上げられ、70歳の繰り下げ受給も選択できるようになった。

 そして2013年4月に施行された改正案により希望者全員の定年が65歳に延長され、いよいよ年金も全員70歳支給になるということ。政府の審議会の75歳選択支給の議論は、選択制ではない完全な年金70歳支給は大前提で早くもその先、70歳定年制と年金75歳支給の時代が来ると見るべきです」

 安倍政権は内閣改造で失言大臣を更迭し、「働き方改革」を前面に押し出してスキャンダル政局からの場面転換を図ろうとしている。しかし、その内容は、友人が経営する加計学園には獣医学部新設で巨額の補助金を手に入れさせながら、「働ける元気な高齢者を支援する」と高齢者から年金を召し上げて“老後の生活費は自分で稼げ”というものなのである。

 年金支給開始年齢の70歳引き上げも、70歳定年制も国民には寝耳に水である。ましてや75歳支給など悪夢以外の何物でもない。
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