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寝不足でイライラする原因


寝不足で不安になったりイライラしたりするのは、
脳が不快なものに反応しやすくなる一方、
抑制が利きにくくなるのが原因であることを
国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長らが突き止めた。

 
研究チームは、20〜31歳の男性14人に、
1日4時間と8時間の睡眠を5日間続けてもらい、
それぞれの最終日に脳の活動を機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べた。


恐怖の表情の画像を見せると、
4時間睡眠で寝不足の時は、
不安や緊張などに反応する脳の扁桃体(へんとうたい)という部分の活動が
8時間睡眠時に比べて活発になった。
幸せな表情の画像を見せた場合には違いはなかった。


また、寝不足時には扁桃体の働きを調節する大脳の皮質の活動が扁桃体と同調せず、
抑制が利きにくいことがわかった。
抑制が利きにくくなる人ほど、心理テストで不安・緊張や混乱の度合いが高かった。



寝不足の脳は不快なものに反応、抑制利きにくい
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000845-yom-sci
読売新聞より



寝不足でイライラしたり、不安になったりするのは当然と思っていたけれど、
その原因である脳の仕組みがいままでハッキリしていなかったことに驚き。

ではなぜ、扁桃体(へんとうたい)が活発になるのか?抑制がきかなくなるのか?
この現象を緩和する手立てがあるのか?
が気になるところでもある。
脳や人間の体の機能はまだまだわからないことばかりで不思議だなぁ。


ビジュアル版 新・脳と心の地形図


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