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2016年01月16日
リアルな顔の作り方。肌表現のトレンドにせまる。
今月号CGWORLDのモデカフェさんの記事の参考資料にあったやつですが、16KのdisplacementMapを使って肌のdetailを再現しています。
顔の表現においてもっとも気を使わなければいけない箇所、それが肌です。(面積も一番広いですし)
今日はSSSについて少し書いてみたいと思います。
肌の表現にとって欠かせない技術がSSSであり、光が表面内部で散乱した後に表面から出て行くメカニズムをシミュレーションします。この表現があるおかげでCGでも人の肌のような柔らかい透明感のある質感表現ができるようになりました。現在SSSのトレンドは3層構造のものであり、
deep = hypodermis(皮膚下の細胞層)
mid = dermis(皮膚下の血管、リンパ管、神経末端等のある層)
shallow = epidermis(皮膚の表面層)
に分けられます。
アーノルドのマニュアルに書かれてあるskinの記事は非常に分かりやすいので一読しておいたほうがいいです。
この3層構造+2層のスペキュラをうまく使うことで皮膚のリアリティを格段に上げることができると思います。
配合のバランスはものすごく難しいので、いいsampleをいろいろ探して真似してみてください。
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