地元十勝産の小麦・バター・牛乳・小豆などを材料に
パンを製造する「地産地消」に取り組んだパン屋・満寿屋が舞台です。
主人公は、2代目社長・杉山健治さん、3代目社長・妻の輝子さん
その長男の4代目社長・雅則さんの家族3人です。
『世界に一軒だけのパン屋さん』を参考文献に制作しています。
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1950年、初代の杉山健一さんは帯広の繁華街に満寿屋を開業します。
小麦を除き十勝産原料を使ったパンは人気でお店は繁盛します。
2代目・健治さんは、十勝の美しい畑を見ていて
小麦も十勝産にしてパンを作り、地産地消を実現したいと考えます。
そのころ、日本のパンのほとんどが、外国産小麦で作られていました。
会社の資金を投入してパン用の国産小麦の品種開発に取り組みますが
思ったほどの成果が出せないうちに、44歳にしてガンで亡くなります。
3代目・輝子社長、4代目・雅則社長が、その意思を引き継ぎます。
地元産小麦でパンを製造するうえで、最後まで苦戦したのが食パンです
サンドイッチに使えるような白い生地に焼き上げることが
難しかったのですが、北海道の農業試験所が優れた品種の
パン用小麦を開発することで解決されます。
満寿屋さんの取組から学べることは、品種開発から行う
地産地消のへ取組が非常に大変なことです。
国産小麦「ハルユタカ」から始まり「春よ恋」と続き
「キタノカオリ」の開発で、パンの製造が可能になります。
国産小麦によるパンの製造が実現するのは
挑戦開始から約35年になります。
小麦の自給率は14%です。
その14%のうち、パン用に利用されているのはわずか3%です。
国産小麦でやかれたパンは、今も絶対的に少ない状況にあります。
コロナの次に来る世界的な課題は
食料問題のように思えてきます。
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世界的に小麦の供給量が不足してきたら
日本のパンはどうなるのでしょうか?
不安を感じたりします。
このゲームでは、農作物の品種開発にともなう「地産地消」の
仕組みづくりがいかに大変なことかがわかります。
食料問題に関する「地産地消」について
どのようにすれば実現できるか満寿屋の取り組みから学んでください。
世界的な人口増から、いつか食料不足が
大きな問題になってくると思われます。
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