脱・糖尿病 〜106kgからの挑戦〜

昨日は午後仕事のあと、夕方の待ち合わせまで時間を潰さなくてはなりませんでした。そこで暴走しないようにと皮をむいてカットしたリンゴと、ナッツとドライフルーツの小袋を買いました。ところが買った途端どうしても食べたくなって、電車の中でバッグの中から、ナッツをひとつ、ドライフルーツをひとつ摘みあげ、せっせと口に運びました。乗り換えの時、駅のエスカレーターに乗りながら、今度はカットリンゴも口にいれました。

電車やエスカレーターで物を食べるなんて、どう考えてもおかしいと思いました。でもやめられませんでした。

夕方の待ち合わせまでまだ3時間以上あったので、どこか喫茶店に入ろうと思いました。その時、ふと浮かんだのが、ソフトクリームのある喫茶店でした。一旦頭に浮かんでしまうと、またいつものように全力で両耳をふさぎあらゆる警告をシャットアウトして、一目散にお店へ向かいました。

この取り憑かれたような行動は、明らかにおかしいと自分でも思います。強迫的なのです。これが摂食障害なのだろうと思います。でもよく言われるように、この行動が母娘関係を見直すことによって治していけるものなのでしょうか。甚だ疑問だと思ってしまいます。

とにかくこの衝動をどうにかして抑えていくしかないのです。

ソフトクリームを食べて、結局、リンゴもナッツもフルーツも役に立たなかったとがっかりしました。それでもまだ待ち合わせ時間まで2時間以上はあったので、別の喫茶店に移動することにしました。コーヒーチェーンのお店で過ごそうかと思いましたが、歩いていく途中にお寿司屋さんがあったのでそこに入り、一番安いにぎり寿司を注文しました。

私は一体何をしているのでしょうか。

でも私は自分の深層心理を知っているので、その理由がわかります。このあと18時に待ち合わせをしたあと、立ったまま1時間ほど過ごし、そのあと食事会なのです。11時過ぎの簡単なサンドイッチを食べただけで19時過ぎの食事まで持たないかもしれない、その上太っているから1時間以上立ちっぱなしでいるのも自信がない、途中で倒れたり気分が悪くなって周囲に迷惑をかけたくない、などの気持ちが私ににぎり寿司を食べさせたのです。

つまり、早過ぎる昼食と軽過ぎた食事内容に問題があったのだと思います。また、ナッツやフルーツもアイデアとしては悪くなかったけれど、もう少ししっかりとしたものを食べておくべきだったのです。

この日は食事会があるというのが私には気がかりでした。どんな内容のものかわからなかったので、ここで1,000kcalくらい摂るなら、昼間は軽くしようという気持ちがついつい働いてしまったのです。でも結局、ナッツ、フルーツ、ソフトクリーム、にぎり寿司と、カロリーを積み重ねてしまいました。

結局、食事会自体はお酒とおつまみ程度のものだったので、お酒は飲まない私は全部で300kcal程度で収まりました。何だったのだろうという感じです。

ただ、一旦タガの外れた食欲の暴走は帰宅してからも続き、何度も冷蔵庫を開けたり閉めたりして食べ物を探し続けてしまいました。食べたものは、かんたん酢漬けの大根と人参、チーズ、ヨーグルト、桃のシロップ漬け。私なりには栄養バランスの取れたものばかりです。でも食欲はおさまらず、最後は海苔まで食べました。それでもどうにも止まらず、最終的にはラカントの飴を3個、ガリガリと噛み砕いて食べました。甘いものを食べずには収まりのつかない食欲でした。

食欲に捩じ伏せられたような1日でしたが、それでも、食欲をなんとかコントロールしようと必死に抵抗し、それなりに善戦した1日だったともいえます。間食についても工夫もこれからの課題のひとつです。