2011年07月16日
荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 感想
本書の著者はマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」
の作者、荒木飛呂彦氏がホラー映画の評論の書いた本
正直、ここに出ているホラー映画は
ほとんど見たことがないが、それでも本書はおもしろいと思う。
ただ、映画をみて読んだほうが面白いかもしれない。
ただ、マンガの「ジョジョの奇妙な冒険」の話は
あまり出てなかった。
ちなみに私は著者のマンガは
「ジョジョの奇妙な冒険」を文庫本で6部までしかみてない。
7部からは文庫本はでるのだろうか?
p10 『プレシャス』(二〇〇九年・米)をという映画をご存じですか? 感動作ですし、監督もそうなることを意図して作ったほずですが、 それでも僕は、この作品をホラー映画だと思います。 映画には、殺人鬼も怪物も出てきません。 ニューヨークのハーレムという過酷な環境で、 一六歳の黒人少女がありとあらゆる不幸の中で生きている。 (中略)これは何よりも、人を「怖がらせる」ために作っている、 そう思わされる映画です。 少女をそんな境遇に追い込んだ社会を告発する目的であれ、 アメリカで黒人が背負わされてきた悲惨な歴史に 目を向けさせる目的であれ、ともかく恐怖以外の何ものでもない この世の字毒を、真正面から書いている。 だからこの作品は、僕にとってホラー映画なのです。 |
この映画を私は見たことがないのですが
普通にみたら感動作らしい、この映画を
このような視点を持てるのがすばらしいと思う。
このような視点をもっていないと、おもしろいマンガは
描けないのだろうと思う。
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