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利権の亡者をだまらせろ(苫米地英人) 感想 



個人的に本書の著者である苫米地氏が
今回の大震災のことについてどんなことを書くのか
気になったから買ってみた。

個人的には本書の意見にはある程度賛成する。
本書で書いてあるようにアメリカ大統領を
買収し日本のロビイストにして、
アメリカとうまくやっていくというのというのは
意見としてはおもしろかった。

そして、日本はインテリジェンスに特化するというのも
今は9条とかでの問題を解消できるし
尖閣諸島の事件では、中国にやられたという意見もあるので
日本は外交のためにそれが必要であると思う。


ただ、個人的に納得ができないところは
「消費税を25パーセントにして、あとの税金はなくせ」
というところです。
もちろん、所得税とかなくすとシンプルでしょうが
消費税というのは金を使わないと払わなくていいので
必然的に裕福層は税金をおさめなくていいことになります。
そうなるとお金の流れがゆるくなってしまうので
すくなくとも相続税だけは残すべきしょう。

もうひとつの納得できないところは
放射能を楽観的に見ている感じがします。




p95
ある国で、あり思想(民主主義っていいね! など)を広めたいと
思ったとき、ソーシャルメディアが普及していれば、そこに思想を乗せ、
作為的に好感度を上げたり、露出を増やすようにしたりして、
ごく自然に世論を形成することができるでしょう。吟味するのは思想の
乗せ方と、思想を広めるための象徴的人間です。中東で起きた出来事は、
まさにこれだったのではないかと、私は思っています。
ソーシャルメディアによってアメリカは、”新世代の戦争を発明した”と言えるのです。



これはリビアがフェイスブックなどで革命を起こしたのは
アメリカはフェイスブックでそのように誘導したということを
書いています。

ただ、日本では革命とまではならないと思いますが
2chなどに世論を誘導することができる可能性だってあります。
ただ、日本の場合は現在はインターネットよりも
テレビなどの大手メディアの方が力が強いので
ネットはあまり使わないでしょう。

さらには、日本の場合はインターネットで
個人情報を晒す人はかなり少ないので
インターネットで世論を操作したとしても
リビアの革命みたいにならないと思います。

ただ、それはインターネットで現実を変えるのは
現在では難しいということでもあると思います。

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