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コンサルタントの「ひと言」力(野口吉昭) 感想



本書を見るまでコンサルタントというのは
ロジックがしっかりした話をするものだと思っていた。
もちろん、それもあるだろうが
本書はマネジメントのときに著者が良く使う
「ひと言」をその状況とともに紹介した本。

ただ、言葉を使う状況が基本的に
悪いときだったり、大きな変化のときだったりするのか
言葉の意味が結構当たり前の感じがある。
ただ、それを「ひと言」で伝えるのが大事だろうけど




p31、32
だが、私の実感としては正直、「最近は、無意味に話が長い人が多いなぁ」
というの印象である。話が長いということは無駄が多いということであり、
無駄が多いということは結論までに達する時間がかかるということである。
メッセージ性が少ないともいえる。聴き手としては「結局何がいいたいの?」
ということになる。こういう人の話には、聴き手は集中することもできない。
だから相手を説得することも難しくなる。



私が思うに話が長くなりがちな理由は
変なコミュニケーション神話であると思う。

というのは本書で使われている「ひと言」は
『それって、やってて楽しいですか?』
『誰が選んだのでもない、あなたが選んだ道なのです』
などちょくちょくトゲがありそうな言葉も入っている。

このレベルまでもいかないまでも
短くまとめようとすれば、少し失礼な言い方がでてくるかもしれない。
友人同士なら、それでもいいかもしれないが
社会ではこれをやると(特に目上の人に)
「あいつは話してて気分が悪いな」と思われ
低い評価になることがあると思う。

雑談が多い人はこれを避けようとしてるのでは
ないかと思う。

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