2011年06月07日
官僚に学ぶ仕事術(久保田崇) 感想
本書はキャリア官僚の著者が
官僚の膨大な仕事量をどのようにこなしていたのか
書いている本らしいのだが、正直ビジネス書として
見ると方法論はどこかで見たことがあるようなもの
に感じられて物足りないかもしれない。
というより、著者自体が今までキャリア官僚として
第一線でやってきたので、ビジネス書としてみると
「あなたが優秀だからできたんじゃない」とか
思うかもしれない。
それくらい、最初のほうにキャリア官僚の仕事の大変さが
書いており正直、政治家よりも仕事をしているなと思ってしまった。
ちなみに著者はニート対策などの制定に携わったらしいが
これは効果があったのだろうか?
p179、180 逆に、日本では消費者は神様のように扱われる代わりに、 労働者は非常に高い質のサービスの提供が求められる 社会なのだと気づきました。 日本では、消費者の満足とひきかえに、 労働者の時間と労力を犠牲にしているとも言えるのです。 |
ネットで「働いたら負け」という言葉がブームになったように
日本では労働者の待遇があまり良くないのが
いろいろなところで現れているのでしょう。
著者もキャリア官僚だったので、かなりの労働時間があったと
書いています。
ただ、働かないと食っていけないことや
ニートや無職などの働いてない人があまり発言権が
ないように思います。(学生も含まれるのか?)
仕事は人生のかなりの時間を使うので
それの待遇が悪いというのは大きな問題だと思います。
しかし、なかなか問題にされないし
問題のされるときは過労死が出たときなど
人が死んだときくらいにしか思えません
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