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突破する力(猪瀬直樹) 感想





本書は東京副知事に任命された人が書いたらしいが
この人は作家でもあるらしい。
石原都知事にしろ、作家という仕事をしている
政治を任されるのは本書で書いている
「突破する力」があるからなのだろうか?


本書はビジネスマンが
壁をうちやぶる方法を中心に書いていて
読みやすくて面白かった。

ただ、個人的に思ったのが
本書で書いているような「いきづまり」は
ここまで問題は単純ではないと思う。
しかし、それを差し引いても本書は
面白いと思う。





p39、40
負けを重く受け止める人は、人生を甲子園のような
トーナメント戦だと考えているのではないでしょうか。
甲子園では一度でも負けたら上に進むことは不可能。
それと同じように、一回でも失敗したら、人生という舞台で
勝ちあがれないと思い込むのです。
(中略)
今日の負けは、明日に取り戻すことも可能です。
にもかかわらず、トーナメント思考で試合を放棄して
しまったら、黒星を重ねていくだけ。
大切なのは試合を続けることであり、
1敗や2敗でうろたえてはいけないのです。


これは半分同意できます。
しかし、トーナメントなところも同時にあると
思っています。
例えば、新卒の就活でつまづくと
なかなか挽回できないや
年齢が上がると就職先を見つけるのが
苦労するところです。


もちろん、リーグ戦的なことがあるでしょうが
日本ではリーグではおそらく最初に
勝った人間が有利になる気がします。

例えば就職活動でいうと内定を複数もらう人です。


だから、ここでは「思い込まされている」ところと
「事実そうなっていること」の二つにまずわけないと
いけません。

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