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日本人の誇り(藤原正彦) 感想




本書は1章では今の政治化や日本人が
モラルとかが劣化していると書いているが
そのあとのほとんどのページが
近代史で日本人がGHQの政策で
誇りと失わされたと書かれている。

私はここで書かれていることは
概ね正しいと思うが戦争では
勝ったほうが正義となるので
日本の常識は弱肉強食の世界では
生かせないと思う。


たとえ南京大虐殺が本書では
「証拠がない」と書いていても
中国ではもうそれが常識となっている。

これを覆すのは難しいし。
だが日本の政治家はこれに屈するとか
書いているが残念ながら外交では
正しいとか間違ってるとかは
あまり意味をなさないと思う。

だから、政治家の交渉力が必要となるが
尖閣諸島の事件では、それが発揮されたとは
思えない。
もちろん、どれがベストかわからない。


ただ、今の日本人はインターネットなどの
普及で「日本は罪の国」と本気で思うひとは
少ないと思う。

その代わりに今の日本人、
とくに若い人はあまりにも自尊心が
低いような教育がされていると思う。

「今の若者はケシカラン」とかは、昔から言われているらしいが
現在ではそれになかなか反論できない。
しかも知識人がそれを正当化するから
正論に思えてくる。

これはGHQが関係あるかどうかは
しらないが、誇りを傷つけられている
のは同じだろう。


本書でも、最初のほうにモラルが低下した
と書いている。
だから、今では国ではなく
「日本国民」の誇りが内側からも外側からも
傷つけられているように思う。





p65、66
実はアメリカが日本に与えた致命傷は、
新憲法でも皇室典範でも教育基本法でも
神道指令でもありません。
占領後間もなく実施した、新聞、雑誌、放送、映画など
に対する厳しい言論統制できた。
(中略)
この「罪意識扶植計画」は、自由と民主主義の旗手を
自任するアメリカが、戦争の責任の一切を日本とりわけ
軍部にかぶせるため、日本人の言論の自由を封殺すると
いう挙に出たのです。



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