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ゾーンに入る技術(辻秀一) 感想




本書はスポーツドクターが書いている本なので
スポーツ的なことを書いていると思ったが、
基本的に脳の機能について書いていた。

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本書では、フロー状態(脳のパフォーマンスが高い状態)
を作りだすための思考法について書いている。

ただ、書いていることが
そこらへんの自己啓発の本に書いていることと
近いものもあったので、
おそらく自己啓発書の内容は
ある意味科学に近いようなものだと思った。


しかし、本書はやることはある程度わかるのだが
結局は「気の持ちよう」に終始したり、
脳の科学から見ているらしいので理屈はない。

それによって、最終的には単に「実践しろ」となっているが
それだけでは、普通に人はハードルが高いように思う。

ここら辺を、練習などを書いて補足して欲しいと思う。


ちなみに自信のことも書いているので
そこを引用しておく。




p125
自信が大事だとはどんな人も知っている。
自信が集中につながることも知っているだろう。
しかし、ほとんどの人はなかなか自信を持つことはできない。
それは自信に根拠がいるものだと考えているからなのだ。
認知の脳機能が根拠を探しだしたことによって、
あなたは自信を持つのだ。
つまりは、どの人も自信は認知脳による自信にすぎない



こう書いているが、日本人は謙遜が美徳と
とらえているので、根拠の無い自信をもつことは
あまり良くないようなイメージがある。

しかし、最初の自信は絶対根拠がないものになるので
パフォーマンスの高い状態を維持するのに必要だろうが
今はそれが難しいと思う。

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