読書の感想とかのブログ

地震によってTPPのことはあまり言われなく
なりましたが、本書の内容を一言で言うと

（おわりに　より）TPPの参加など、論外です。

となります。

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その理由は本書に多く書かれていますが
TPPの問題は

1.TPP内の貿易国が実質アメリカと日本だけ
2.輸出が増えないので、デフレが進む

など
といろいろ書いていますが
とりあえず本書には
現時点でのTPP参加のメリットはない。
と結論づけています。


ではなぜメディアでTPPを賛成していたのか。

本書ではTPPの提案はアメリカにそそのかされ、
また菅政権が尖閣諸島の事件などで
弱腰外交のイメージを払拭するため
行ったものだと推測しています。


ただ、TPP反対の意見がそのときには
目立たないような感じがしたのは
TPPの賛成を「平成の開国」など
分かりやすい言葉で煽ったため
と思います。


また、反対派は「世界競争に遅れてる」と
いったり、若者にいたっては
「今の若者は内向きになってるの、
世界経済に関わるTPPに参加すべきだ」
と正論に聞こえることを言うからです。


ただ、小泉政権時代もそうですが
「構造改革」など分かりやすい言葉に
日本人はとても弱いと思います。

逆にその言葉を疑うようなら
「時代がわかっていない」など
レッテルを貼られるので
反対がしにくいのでしょう。


もしかしたら本書が間違っているのかも
しれませんが
少なくともイメージが良いことばには
弱いと思ったほうがいいしょう。