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変化を生み出すモチベーション・マネジメント(小笹芳央) 感想



本書では変化することの大切さを書いてながら

変化することの難しさも同時に書いている。

難しい変化をどう対応するかについて

Unfreeze

Change

Refreeze

の3つのステップに分けて説明している。


3つに分けているのは

段階を踏まないとうまく変化できないのが理由らしい。

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本書の手段は場面に分けており

書いていることは分かりやすいが

問題はこれは仕事の場面を想定しているみたいで

マネージャーとか地位が上の人間が

なかなかできないと思う。


もちろん、そうでなくてもできると思うが

やはり周囲の影響は大きい。


さらにセフティーネットの大切さを強調していることから

体力がある程度あり、失敗に寛容な会社がいいみたいだ。


しかし、最近はセフティーネットが脆弱なのに

「挑戦をしない」ということを一方で言っているのは

どうかと思う。






p143
悪い例から始めるのは恐縮だが、例えば第二次世界大戦のナチスが
暴力的で非人道的な行為を行ったことは周知の事実だ。
しかし、あの時代、あの場所に生きた人たちの多くは、
それを受け入れた。たとえ「おかしい」と思っても、
大勢がそれを支持していれば疑問の声をあげることは難しい。



学校でのいじめが問題になることがあるが

これも集団の力によるものだと思う。

会社だって、このようなことだって起こる。

仕事を人間関係でやめたという人がでるのはその証拠だと思う。


本書では、これをよい方向に向かわせればいいと書いてあるが

そういう方向は意識しないとなかなかできないと思う。

やはりこれもトップ次第だろう。

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