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トレードオフ 感想



この「トレードオフ」は週間プレジデントで絶賛されていたので


買いましたが、正直あまり期待はずれでした。


本書はひとことで言うと

「中途半端はダメ」ということらしい。


ただ、本書の例ででる企業が

外国の企業なので

そのバックグラウンドを知らないと

あまり面白くないかもしれない。


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このトレードオフでは


手軽なものは「必要」とされ

上質なものは「愛」されるということ。


この手軽VS上質というレンズを通して


企業のいろいろな例を見ているの本でしかない。



あとがきでも書いている通り、


この本はあまり実用的なことは書いていない。


さらに日本の例が少ないので、


この「手軽VS上質」を身近に感じにくい。



訳者はグリーやモバゲーの例を挙げて

今のゲーム業界も同じような方向になっているといい。


p275
今までの日本は手軽な国でした。
低価格で信頼性の高い製品をつくることで
競争力を発揮していました。
しかしその地位はいまや中国や韓国に
奪われつつあります。
たとえば自動車。
韓国の現代などに「手軽」で追い上げられる一方で、
ベンツ、BNW、ポルシェといったヨーロッパの高級車と
「上質」で互角に戦えるだけのオーラや個性がない。
私は今後の日本は明確に上質を目指すしかないとも
思っています。



つまり、日本は世界で戦っていくには


どちらか選ぶしかないという。





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