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怒らない人 感想

タイトルからして、本書は

怒らない技術の逆を言っているようだが

本書は政治などの強者に対する批判力を磨くというコンセプトで書かれていると思う。

しかし、本書は2007年ごろに発売されたので

書いてあることは少し古いように思われる。(イラク戦争とか)

著者は、在日差別を受けていたらしいので

そのことが、本書に深く関係していると思う。

p7
考えてみれば、既得権に守られている人間、
つまり、多数派の人々は、
自分が既得権で守られているという暗黙の強みに無意識に支配されているのである。
自分はなにもしなくても、誰かが(政府が、企業が、夫が)
守ってくれるはずだ。
だから、彼らに従っていればずっと美味しい生活ができるはずだ、と。


いまでも、このようなものが日本人の無意識に根付いていると思います。

例えば、デモやストライキが日本ではほとんど起こりません。

もし、やったとしても大半の人々は

「甘えてる」「社会人として自覚がない」とか言って

執拗に叩くのが目に見えてるでしょう。

もし、2chなどでガス抜きをしても

社会的には、行動を起こせないでしょう。

(しかも、2chなどでも叩く対象が違う方向の場合もある)

なぜなら、政府、企業などによって生活が握られているから

従うことしか選択肢がないのでしょう。

(失業が理由での自殺が日本にあるのが証拠)



ちなみに著者は、石原都知事が嫌いらしくこう書いています。

(本書も目次にも名前がある)

p71
石原氏のケンカは、まず口汚い罵りから始まる。
それも、ふつう一般人なら決して口にできない
表現を使って罵ることから始める。
(中略)
たとえば、生殖機能の女性に対する侮蔑的な発言や、
在日外国人とりわけアジア系外国人に対する差別発言などがそうである。


最近では、

世の中には変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて。やっぱりアブノーマル。

という石原知事の発言から見ても著者の指摘は

的を射ていると思う。





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