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2014年04月01日

経験とは生きる為の肥し

英二です。

6:30 波の状況をチェックする。今日はフラットだった。
ある意味ホッとした。なぜなら昨日かなりいい波が出ていて、もし良かったら
波乗りに行こうとしていたからだ。最近少し無理をしていたので今日入水すると
体調を壊す可能性が高い。それで職場に迷惑をかけるわけにいかない。

さて、話題を変えて今日からは、8%の消費税増税になるのだが、TVではそれと
同じくらい「いいとも」の番組終了のフィナーレについて放映されていた。

別に番組を批評するつもりではない。「いいとも」は俺がぷー太郎時代に目覚めると
やっていた番組である意味その印象が深い。「お昼やすみは・・・」このフレーズを
聞くと何にも属さない辛い日々、そして初めて仕事に就いた頃を思い出すのだ。
約30年も前の話だ。

少し昔話をしてみたいと思う。

俺も好きでぷー太郎になったわけではない。俺は高校時代あるスポーツをやっていた。
当時の恩師が学業を積むよりスポーツで身を立てては?と提案してくれた。
大学のセレクションを蹴って、企業にはいることになったが、身体の問題でリタイヤ
せざる得なくなった。

結果、進学をすることもなく俗にいうフリーターになった訳だ。
(バイトはしていたが、当時の友人たちは俺をぷー太郎だといっていた)
その後一年のブランクを開けその企業の子会社に就職した。

今振り返ってみると、あのある意味最悪な一年が、その後の俺を支えていたといっても
過言ではない。ガソリンスタンドをベースに、土方、水商売、客引、的屋、やばい仕事
も含め短期で色々挑戦し様々な経験をした。
その時の俺は、抜け殻のような生活が辛く、ただじっと耐え次のチャンスを窺っていた。

その後、就職が決まった時は、本当にうれしかった。しかし優秀な学歴を持つ奴らと
新卒扱いで入ったわけだが、学歴の無い、しかも若い俺はプレッシャーで押しつぶされ
そうだった。 あいつは絶対すぐ辞めると噂され、それは俺の耳にも届いた。

緊張が続く中、現場の営業にまわされた時、そのやばい経験が実践で役立った。
当時の営業は、中小企業や小売店が中心でバブルから弾けるまでに至り、かなりやばい
仕事が多かった。特に俺の配属された川崎は、風俗に始まり、的屋、組関係などの
ユーザーを相手に生業を立てている顧客が多かった為だ。

特に倒産しそうな企業の刈り取り(債権の回収)は、いいとこの大卒のボンボンでは
荷が重く、「こんなことするために会社に入った訳じゃない」と話す同期が多かった。

俺はおもった。これは俺に向いている仕事だ!

もぬけの殻になった事務所で、涙をこぼしている経営者から金を回収するなど、常人
の神経では出来ないものだ。その他にも質屋の仕事で、つかまった泥棒の自宅に盗品の
品定めに行ったり、大物芸能人からやばい連中への贈り物の納品など。一歩間違うと
お縄になったり、生命の危険もありうる。そんな仕事も多かった。

特に右側の超大幹部の家で監禁された時は、生きた心地がしなかった。

当時の俺は、特にやばい仕事(頬傷仕事)にかり出され、重宝されたと思う。
ぷー太郎で抜け殻のようになりそれでも耐え、そのくだらない経験から妙な自信がつき、
その後の仕事に役立った。そして更にチャレンジし経験が増え、ネガティブになりかけていた
自分を変革していった。やがては現場営業から本社の企画部に行くことになる。

そして俺はいつも挫折しそうになったとき、この格言を励みにしている。
志を持ったら、挫折したっていいんだ。痛い目にあいながら色んな経験を積むことで
自分という人間が見えて、より将来のイメージが鮮明に見えてくる。
人生というのは、どうやったら自分に自信を持てるようになるかという戦いでもある。



さてさて
やな仕事ばかりではなく、当時中々お目にかかれない芸能人との接触もあった。

たとえば、沢田研二さんの本牧の家にテレビを納めに行った時であるが、有名人はだから
変に話かけないでくれと予め言われていた。確かに研二さんは俺がテレビを運ぶと逃げる
ように別の部屋に行ってしまった。一方、奥様の田中裕子さんは、「いつもお世話になってます」
とお茶は出してくれるは、帰りは玄関の外まで見送ってくれて振り返ると会釈をして、俺たちが
見えなくなることまで立っていてくれた。笑顔が素敵でとても綺麗なひとだった。

もう一つ話すと・・・
緒方拳さんの鶴見の家に納品したテレビが不良だった時の話。とてもうるさい人だから
なにがあっても低姿勢でと予め言われていた。実際に行くと機械物は壊れることもあるから
仕方ないよね。と非常に上機嫌だった。更に息子(直人)と嫁になった(仙道敦子)が
来ていて(それも機嫌のよい理由か?)、仙道敦子さんが綺麗なのにびっくりした。
とまあこんなラッキーなことが多々あった。 若い人は仙道敦子さんしらないよね、、、、

愚だ愚だと自慢話に聴こえてしまったら申し訳ない。

最後に今日の「ピックアップ画像」
220.png
4/1 片瀬海岸の夕日 スターボードきまぐれギャラリーより








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この記事へのコメント
A very good unit happy I purchased eso gold.......
Posted by eso gold at 2014年04月11日 13:07
assy殿
やばい仕事・・・ちょっと言えないなぁ
昔はそういう時代だったとでも言っておきましょう。
最初入った会社の専務は、もと帰還兵だったのだが、白い粉の薬中毒で
家の裏の山で木に体を縛り付け自分で中毒から奪還したと言っていた。

遡ればのぼるほど今では、考えられない危ない世の中だったことは間違いない。

そんなくだらない経験は必要ないが、挑戦→失敗→挑戦とこの連続動作が
経験となるわけです。 先ず高い目標を立て挑戦してくれ!
Posted by 英二 at 2014年04月03日 00:04
こんばんは!

たくさんの仕事経験されてるんですね。
やばい仕事というのが気になります(笑)

経験の豊富さが無いとチャレンジ精神もなかなか生まれませんね、、、

今年の新入社員は、自動ブレーキ型と言われるくらい
壁にぶつかる前にブレーキ分でチャレンジしないと言われてます(・_・;)

私も英二さんを見習っていろいろ経験してみようと思います!
Posted by assy at 2014年04月02日 23:38
nov殿

コメント有難う御座います。
僕は、コンプレックスの塊のような人間かもしれません。
何でも一発でできる器用人間ではないので、失敗も多く、それを
真面目に受け止めて、常に改善、改善と自分自身に微調整をかけて
毎日を過ごしてます。

志半ば、まだまだ挑戦です。

Posted by 英二 at 2014年04月02日 23:01
英二さん
さすがのご経験の豊富さ︎
その上、現在は介護という新たな経験への挑戦。。。頭が下がる思いです。
確かに経験は人生の肥しですね。
でも、その経験を肥しと出来るか否かは、その人の器だったり能力だったり品格だったりセンスだったりしますね。
辛い経験を重ねてやさぐれた人も沢山います。
英二さんは流石です︎
仙道敦子…懐かしいデス(≧∇≦)
Posted by nov at 2014年04月02日 21:02
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