目指せスマホ料金　月2500円

今回の記事は、「音声通話付きSIM」と「データ通信専用SIM」についてです。

これまで、このブログの中で取り上げてきたのは、「音声通話付きSIM」です。
理由は、「スマホ料金　月2500円」と言った時に音声通話ができない訳にはいかないから。
まぁ、当然ですね。

ですが、実は、「050」から始まる電話番号の、「IP電話」を利用すれば、「データ通信専用SIM」でも通話ができるようになります。
データ通信SIMでも通話を可能にすると言う点では、LINE電話やSkypeの通話も「IP電話」の一種と考えることができます。

実は、高速データ通信量が同じ場合、データ通信専用SIMは、音声通話付きSIMよりも、月々の料金が600円〜1000円程度安く設定されています。

では、「データ通信専用SIMを契約してIP電話を利用した方が、『スマホ料金　月2500円』に近づくのではないの？」と思われる方もいると思います。

はい。
その通りです。
もし、

　・データ通信専用SIM＋IP電話

の組み合わせで支障がなければ、データ専用SIMを利用した方がスマホの料金を下げることができます。

では、なぜ私は「音声通話付きSIM」を選択したのか？
それは、

　(1)IP電話では、「110」，「119」など緊急通報ができない。

　(2)サスペンド状態の時に着信を受けられないのでは？の疑問が解決しなかった。

　(3)データ通信専用SIMでは「セルスタンバイ問題」が発生する場合がある。

　(4)データ通信ネットワークの混雑に影響される。（らしい。）

などをデメリットと感じたからです。

私の中での優先度順にあげてみたのですが、

(1)緊急通報はできないとダメだと思っていますので、この時点でデータ専用SIMの選択はありませんでした。

(2)サスペンド状態での着信についても、明確に「できる」と言う事が確証がもてていません。
　これも、電話の機能として不確定な状況では許容できる問題ではありませんでした。

(3)「セルスタンバイ問題」と言うのは、簡単に言うと、
　「音声通話側の基地局との通信ができないため、『圏外』の時のように、頻繁に基地局を探すために通信を行い電池が急激になくなる。」
　と言う問題です。
　これも、「機種に依存する。」などの情報もあり、100%必ず起きるものなのか良くわかっていません。
　ですが、これも問題であることに変わりはないと考えています。

　補足ですが、データ通信専用SIMに、「SMS機能」をオプションで追加すると、この問題は発生しなくなります。

(4)実際に経験したわけではないのですが、データ通信側のネットワークの影響を受けて、通話が切れたり遅延したりと言う事が発生する（ことがある）そうです。


以上のように、懸念事項を考えると、「データ通信専用SIM」はやはり、「データ通信」のためのSIMだと思います。

よほど割り切って使える方以外には、「データ通信専用SIM＋IP電話」の組み合わせで、これまでのスマホの使い方（電話機能を含めた使いかた）の代替することはおすすめしません。

ちなみに、

「音声通話付きSIM」で、「IP電話アプリ」を利用することは可能

です。
音声通話付きSIMの場合でも、IP電話アプリをうまく利用することで、通話料金を下げられる可能性はあります。