メンヘル後進国にっぽん

竹原慎二のボコボコ相談室 Round.42 [Webマガジン 月刊チャージャー]
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/bokoboko/category/r42_01.php

鬱を抱えているサラリーマンが、仕事と家庭の板挟みで悩んでいるという、相談です。

竹原慎二さんは一言
「ギャンブルせんからお金はあって、
家もあって、住宅ローンの繰り上げ返済までできとる。
お前は、超ハッピーじゃねぇか。
何を悩んどるか、よう分からん。」

「毎日、メシが食えるだけで俺はハッピーじゃ。」

わたし自身はどうなのか、じっくり向き合いたいと思っています。

不景気による、自宅待機にさせられて2か月がたちました。

その間の待遇が明らかに違法で、「質問は受け付けない」と毎回逃げられる始末です。

自分は2度もパワハラで会社を追い出されましたが、明らかに違法である待遇を与えて自分から退職届を出すように仕向けるというパターンです。

中小企業のくせに、派閥・学閥があって（上司も派閥の存在を認めてるし）契約社員である自分でも、不本意にそのしがらみに巻き込まれました。
「余所者がいきがるな」とか「余所者のくせに生意気だ」など。

上司も、営業の社員も明らかに仕事を探す気がないのが見え見えです。

年齢的にも、無謀かもしれませんが、失業の辛さは7年前にも経験してイヤと言うほどの苦痛を味わいました。

給与明細・契約書など確固たる証拠は持っているので、労働基準監督署に持ち出して、IT屋さんを卒業することを決意しました。

年齢の壁、スキルの壁、さまざまな障壁はもちろんあるし、周囲からは無謀だと言われています。
でも、自分の持病を考えれば、IT屋さんはそろそろ限界だと感じてきています。
（実際、30代のPG/SEは勘弁してくれと一蹴される現場が増えてきているので。）

もちろん別業種への転業には不安もあるけど、逆に違った価値観に触れることができる期待感もあります。

今年は、後悔のないように、こうした無謀なことにがむしゃらに取取り組む一年になるでしょう。

先日も、運動療法について書いたのですが、検索しているうちに非常に興味深い記事を見つけました。

(トラックバック記事)
http://moonfort.blog.shinobi.jp/TrackBack/65/

私はTVのない生活をしているので見られなかったですが、NHKスペシャルで「うつ病治療・常識が変わる」という特集を組んだそうです。

過剰に処方されるのが治療を妨げている、製薬会社の利益のためなどなど、とにかく考えさせる内容だそうです。

確かに、過剰な処方という例は珍しくありません。
「そこまで処方されて大丈夫なの？」と、薬に詳しくない私自身がビックリするほどです。

うつは脳神経のトラブルによる病気である以外は、まだまだ現代医学では解決できないことがたくさんあります。
何を信じればいいか分からないですが、
　・規則正しい生活
　・適度な運動
　・食事のバランス
は信憑性があるといえます。

escala cafeより
「気になる情報に変化が!?　働く女性に聞いた「学生時代の合コンに比べて、
社会人の合コンで変わったと思うこと」ランキング」
【みんな、どう思ってる？　20代女子ランキング】

http://escala.jp/rank/2009/05/post_134.html

(個人的な感想ですが、記事を読んでるだけで疲れたので、
調子の悪いときの閲覧はお勧めできません。)

なんか、こうやってメディアは「男はこうでなくてはいけない」という固定概念を植え付ける毎度毎度の繰り返しで、男として見ている方が疲れてしまいます。

ランキングについてですが、総括して言うならば、結局は
「イケメンでお金持ち、でも非ガテン系」
という本質がバレバレになっています。

結局、バブル時代と変わっていないということになります。

最近のネットやメディアでは、こうしてユーザー自身への「自信とモチベーション」を削り取る情報ばっかり発信してうんざりします。


「この記事を見て悔しいなら、アンタも自分磨きしなさいよ」
と、思われる方もいらっしゃるでしょう。


確かに、人間は「忍耐・努力・貪欲」は必要です。
ことに、この大不景気であればなおさらです。


でも、私は「努力すれば必ず報われる」という経験を一度もしたことがありません。
取り越し苦労ばっかりです。

　⇒　努力しても報われないのは、努力するやり方が間違っているから。
　⇒　間違いに気づき、改善されて、形に出る。
それが一番理想です。

未だに、
　⇒　「ガッツと笑顔があれば乗り越えられる」
　⇒　「愛があれば大丈夫」
と精神論を吐き出す大人がいます。
このようなことで万事解決するなら、自殺者も犯罪も減って理想郷になります。


「努力しても報われないのは、努力するやり方が間違っているから、
それを見直す。そして改善させる」

私たち現代人は、もう少し現実主義になるべきだと思います。
　
　
　

昨日の「認知行動」に関する、話題の続きです。

「メンタフダイアリー」は、実は２年前から入っていましたが、２年間ブランクがありました。
幸い、ログインアカウントは残っていたので、久々に利用することにしました。

メンタフダイアリー
https://www.mtop.jp/diary/

「メンタフダイアリー」のシステムは、Blogとほとんど変わりません。
自分の悩みを書きこんで、自分の中で考えをまとめて、他人からのコメントに耳を傾けるといったシステムです。

特徴的なのは、
・書き込みの内容を、目的別にブロックごとに分けられている。
・自分の悩みを、他人から見てどう思うかを考え、まとめる。
・最終的に、考えがまとまったかどうかを省みる。
といった、体系的な組み方となっています。

認知療法は、プロのカウンセリングを受けるのがベストですが、いかんせんお金はかかるので、このツールを利用して、安上がりに済ませるのも、一つの方法と言えます。

ただし、誰でも無料で参加できるので、「煽り」「冷やかし」も出くわすことがあります。

メンタルの調子の悪い時は書き込みを控えて、比較的調子のよい時に利用した方が、賢明かと思います。

　
　

　
　
自分自身への「考え方の改善」として、
認知療法・認知行動療法というものがあります。

認知行動療法の概要
http://cbtcenter.jp/cbt/whatscbt/cbt001.php


また、自分自身を見つめなおして「考え方」をまとめるセルフモニタリング
の方法があり、自助ツールのサイトもありますのでご紹介します。


メンタフダイアリー
https://www.mtop.jp/diary/


認知行動療法　３種の神器（ツール）＋その他のツール

http://psych-toolbox.hp.infoseek.co.jp/CBT/tool.html


【おことわり】
(１)　上記で紹介したサイトに関する、アフィリエイトプログラムはございません。
　　　真剣に取り組みたい方のみの、ご利用を推奨します。

(2)　素人判断で、「病んでいる」と思いこまずに、お医者さんやプロのカウンセラー
　　　の相談・指示を仰いでください。

　

生活リズム ブログ記事一覧 - にほんブログ村キーワード
http://keyword.blogmura.com/key00018696.html

栄養療法の趣旨とライフスタイルの改善の意味｜☆うつ病克服マニュアル☆
http://ameblo.jp/s0-what/entry-10015962335.html


「早寝早起きを心がける」
「引きこもり癖を無くすように、出来るだけ外に出る」

私個人、「当たり前」と分かっていながらも、ドアの外一歩出るだけのために、重大な決断を迫られるような思いをすることがあります。

自分のリズムを作って、身に付いたなら「コッチのモノ」なんですけどね。

ただ、食事のバランスだけは、「これだけは譲れない」と行動に示しています。

23時以降に、ごはんを食べても太らない方法 - シュシュ
http://news.walkerplus.com/2009/0422/22/


低GI食について、ネットでいろいろ調べて勉強してますが、確かに
「体調がすぐれないときは、(低GI食法は)控えた方が良い」
と、なっています。

血糖値が低いままだと、ブドウ糖が脳に行かず、メンタルに影響を
与えてしまうからだそうです。

やはり、玄米でも白米でも米食は大切だってことですね。
自分はよくパスタ類を食べていますが（短時間で調理しやすいため）
お米を食べた方が確かに腹もちが良いですからね。

焼き魚＋お新香＋お味噌汁＋白米の食生活に戻りたいです・・・。

　
　
　

J-CASTニュース : 「エヴァ」声優緒方恵美が告白　「うつ病にかかりかけていた」
http://www.j-cast.com/2009/05/15041247.html

自分もエヴァンゲリオンが大好きで、結構奥深くてのめりこんでいました。

毎回、鬼気迫る展開と奥深い世界観ですので、製作スタッフの方々や声優さんの役作りも大変だったと思います。

一生懸命、打ち込んだ後になる「荷下ろしうつ病」

「燃え尽き症候群」と似たような部分があります。
真面目にがむしゃらに仕事に打ち込んで、プロジェクトが終わったら、その反動で無気力になるのは自分も何度も体験しました。


雑誌の薄っぺらい「うつチェック」で素人判断で思い込む前に、きちんと専門医に相談しましょう。


そういえば、エヴァの主人公「碇シンジ」の人間像は、結構共感を覚える部分があります。
幼い頃に、母親に先立たれた上に、父親に見捨てられた傷を背負って、中学生までに成長してエヴァンゲリオン初号機のパイロットになります。

とくに、シンジの性格は自己卑下に陥りやすく、「周りのみんなから認められたい」という欲求が人一倍強い、典型的なアダルトチルドレンと言えます。

でも、彼が葛藤しているときに、よく言うセリフ「逃げちゃだめだ」という言葉は、見ている人間も揺り動かす力を持っていると思います。

　
　

鬱病、不況で症状が改善　仕事量減り、自分を見直すチャンス (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090430/bdy0904300754004-n1.htm

このニュースで首を傾げたくなるのは

　・家族がいたり、住宅ローンなど「背負うもの」がある人達にとっては、
　　不況・失職は余計プレッシャーでストレスになるはず。

　・不況でリストラされた分、残った社員は失った社員数の分だけ、
　　働かなくてはならない。重圧が余計にかかるはず。

　・ではなぜ、自殺者の増加、「不況でムシャクシャした」を理由に、
　　犯罪を犯す人たちの増加が起きているのか？

というポイントです。

確かに、家族とのコミュニケーションは鬱回復に効果があるのは、
正しいといえます。

このニュースで誤解してはならないのは、

　１）それは仕事・雇用があってこそ。

　２）家族の理解・支えがあってこそ。

この2ポイントです。

世の中、同じ家族でもメンタルヘルスを理解してくれずにトラブルが多いのも事実です。
　　
冷めていると思われますが、もう精神論では通用しなくなるほど世の中が複雑になってきているのです。