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2021年08月12日

とうもろこし相場 激熱 ブラジルが輸入を増やす

穀物の主要生産国であるブラジルが、トウモロコシ相場に波乱を呼ぶ恐れが出てきています。ご存知の通り、歴史的な天候不順が続き収穫の落ち込みが予想されるため。

ブラジル国内向けが優先されて輸出が細るとの観測が出回っています。養豚大国の中国の底堅い需要を背景に需給逼迫が意識されれば、国際相場を一段と押し上げる可能性もあるという事です。

この話題に火が付いたのは、「輸出契約をキャンセルさせてほしい」という連絡。大手商社にブラジルの仕入れ先から入ったわけですが、9月〜10月の入船予定分。

背景にあるのは、世界3位の生産国で米国に次ぐ輸出国でもあるブラジルでの減産の見通しとなったから。

ブラジル国家食糧供給公社の公表した2020〜21年度の生産量見通しは前年度比9%減の約9300万トン。3カ月連続の下方修正なわけで、米農務省によると、1億トン割れは17〜18年度以来との事。

当時、ブラジルの生産量が1億トン割れしたとき、豊作だったのは米国。在庫率も14.5%で、需給圧迫の目安とされる10%を上回っていました。

今回もブラジルをしり目に米国の生産量は史上最高の豊作と言われていますが、市場では「心もとない」との声があるようです。

米国の期末在庫率の予測は、今年の7.2%から来年9.6%に増える見通し。10%を下回っているんです。


トウモロコシの主な用途は飼料。

畜産大国ブラジルでは内需も旺盛で、国内産の不作に備えが始まっています。南米南部共同市場(メルコスル)域外からの輸入税を年末まで免税扱いにすると4月に決定したり、米国産遺伝子組み換え新品種を承認し、7月から輸入できると現地メディアが6月に報道しています。

「今年の輸入量は例年の4倍の400万トン程度に増えるとみられる」との現地の話。

当然のように、輸出は絞ってきます。米農務省は7月のリポートで20〜21年度のブラジルの輸出量見通しを前年度比20%減の2800万トンと4カ月連続で下方修正。市場では「2千万トン程度に落ち込む」との見方もあります。


我が日本は飼料穀物で世界2〜3位の輸入国です。輸入する飼料穀物の9割弱がトウモロコシで、ブラジルが3割を占めています。輸出国であったブラジルと輸入拡大で日本と競合することは、業界では驚きの現象です。

最後に、史上最高の生産量と見込む米国ですが「一部産地で高温乾燥により作柄が悪化している」なんて声も出始めており、万が一、米国も不作となれば、国際相場はさらに一段高もありうるという事になります。

原油が高いからバイオ燃料への引き合いも強くなってますし、コロナもそうですが、環境の変化がめまぐるしいです。





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