IbanezからAZシリーズをベースにデザインされたCHONのギタリストMario CamarenaのシグネチャーモデルMAR10が発売されます。
MAR10は、ボディに薄く仕上げたボディコンターと大きめのエルボーコンターを持つバスウッドボディ、ネックと指板には加熱処理が施されたメイプル材を採用しているようです。そして、触れ幅の大きなチョーキングをしても音詰まりせず、コードワークでも指と手にストレスを感じさせないことをポイントとして、ネックとのコンビネーションなど複数の課題を数種類の試作に落とし込み試行錯誤を重ねて辿り着いた305mmRの指板を採用しているようです。
MAR10は、ボディ裏面から8mmの高低差で段彫りし、さらにネックとの接合部を球面に仕上げることで高い演奏性を実現した"Super All Access Neck Joint"を採用しているようです。そして、低音弦側のカッタウェイを浅めに設計しており、ボディとネックとの設地面積を最大化することで、高い演奏性を保持しながらもサスティーンとレゾナンスの良さをも両立したようです。また、ホーンとカッタウェイはIbanezの代表機種であるRGを彷彿とさせる抉りの大きな形状で、ハイポジションでの弾きやすさを実現しているようです。
MAR10は、多くのプレイヤーやブランドからトレモロブリッジの決定版として定評のあるGOTOH 510ブリッジをIbanezとGOTOHとのコラボレーションで新生させたブリッジのT1502 tremolo bridgeを搭載しているようです。立ち上がりが良さとタイトなサウンドを実現する切削スチール製サドルと亜鉛ダイキャスト製のイナーシャブロックを採用し、コードワークでの音の分離感の良さも特徴としているようです。そして、弦間ピッチは10.5mmのナロースペーシング設計で、スキッピングやハイブリッドピッキングを多用するプレイヤーが要求する弦間をまたいだピッキングのしやすさを追求したようです。
MAR10はすべりが良く、高いチューニング安定性を誇るGraph Tech<製のナットを採用しており、これはクリアなサウンドとサスティーンの良さを両立する大切なパーツのようです。そして、フレットはクラウンの高さ1.4mm/幅2.7mm、Hv220のステンレス製を使用しているようです。メンテナンス製に優れ、音の立ち上がりが早く、コード弾きでも分離が良く、ノート弾きでもクリアな出音を特徴としているようです。また、照明などでめまぐるしく変化する演奏環境に対応してくれる高い視認性を誇る3.0mm径の蓄光材ドットポジションやチューニングのスタビリティに定評のあるGOTOH製マグナムロックマシンヘッドを採用しているようです。
MAR10には、ネックとセンターのシングルコイルを直列に配線し、22FのネックハムバッカーサウンドをシミュレートするAlter switchとの組み合わせで、ハムバッカーをパワータップさせるモードを含む9通りのサウンドバリエーションを作る「dyna-MIX 9 switching system」を装備しており、多彩なサウンドメイクが可能となっているようです。また、ピックアップには数十種以上のピックアップを入手し、それら全ての周波数特性を測定してその中からAZに最適と考えられるピックアップの仕様と音像を割り出し、ピックアップブランドとして長い歴史を持ちつつ、今も尚新たな取り組みを続けているピックアップブランドの代名詞Seymour Duncan社とのコラボレーションによって生まれたAZ専用ピックアップのSeymour Duncan Hyperion Pickupsを搭載しているようです。このピックアップは、歪ませてもどこかに原音のクリーンさを残すように、すべからく出力を抑え気味にしてピッキングの追従性と再現性にポイントをおいたカスタムピックアップのようです。 トレブルからベース、1弦から6弦までの鳴り方まであくまでもトータルのバランスを重要視しエフェクトの乗りの良さも追求したようです。そして、マグネットは全てAlnico-5を採用しているようです。
IbanezからCHONのギタリストMario Camarenaのシグネチャーモデルが出ますね。彼のファンの人やIbanezのギターが好きな人は、検討してみてはいかがでしょうか。
MAR10についてはこちらを参照してください。