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旧ソビエト連崩壊後のロシア在住のころ 第七章

旧ソビエト連崩壊後のロシア在住のころ 第七章

当時はロシアの通貨は持ち帰る事が出来なかった。
でも私は少ない小銭は実際、持ち帰った経験者である。

確かに持ち帰る時、カニ缶やキャビアなど
メンバーが持ち帰るにあたって普通の人だと
空港で全部没収されるはずだが私たちの場合は
没収されず上手く通過する事が出来た。

日本に到着後は普通の食品の缶詰めなので問題なく
手土産として空港は通過できた。

私 「やっと日本に帰国できた!もうロシアへ行く事は
    ないし、海外は当分もう行かないよ!(笑)」

マサ 「実は少し落ち着いたらN.Yへ行く事になった」

私は英語もまともに話せないし
私にはアメリカなんて関係のない話しだと思っていた。

私 「私は就職するかバイトするか、これから忙しくなりそうっ!」

マサ 「キャビアやカニなど日本で販売できる許可をロシアから
     特別に許可されてる日本人がN.Yに住んでいる。
     彼は日本での販売許可権の過半数以上を持っている。
     彼の話しを聞きたいから彼に会いに行こう。」

私 「N.Yならまだいいけど、そのあとまたロシアに行かないよね?」

マサ 「サハリンで多くの仕事がたくさん待ってる。
     まだ日本の商社もここは手つかずの場所でN.Yにいる日本人の
     彼だけがロシアから特別な販売許可をもらっているんだよ。
     彼の名前はMr.Y ロシアに在住している日本人からの紹介だよ」

N.Yに住んでいるMr.Y氏を私たちに紹介した日本人は昔、
N.Yに住んでいて職場でマリファナを吸ってるのがバレてクビになり
なぜかロシアで勤務している風変わりな男、名前はカワだった。

私はふざけるな!と思った。もう二度と行かないはずのロシアに
また行くかもしれない?!えーぇーっ!

経験して分かった事。それは人は食べ物で体臭が変わるという事。
私はロシアから帰国したら早速、妹に言われた。

「オネイちゃん、何か変なニオイするよ。何だろう。体臭が微妙なニオイ。」

自分でも分かっていた。食べ物が悪いと変な微妙な臭い体臭になるって事を。
だから肉を食べ過ぎると臭いというのも多分正しいと思う。

偏った食事や食べすぎ、飲みすぎは何でもいけませんよね。
やり過ぎは体に必ず悪影響が出ます。体臭も同じです。

不潔な感じのニオイとかではなく、説明しようがない体臭に私はなりました。
なんか、顔つきも変わるみたいですね。

私も日本人っぽい顔じゃないと帰国後は物凄く言われました。
確かに昔の写真を見ると謎の外国人みたいな顔になってました(爆笑)

このあと、私はアメリカに行く事になり、
最初はN.Y、次にラスベガス、次にL.A、そして次に行く予定がなかった
サンフランシスコ、そしてまたL.Aに戻り・・・・

私はサハリンに在住するかもしれないという恐怖で精神的参っていた。
サハリンは孤立した島なので何も開拓されてない。

無人島みたいな辺鄙な場所に住むなんて、監獄と一緒だ!
しかもオホーツク海の上の方に仕事しに行くなんて!

ヤクザに借金のかたに捕らわれ仕方なしに遠洋漁業のマグロ漁船に
乗り込む連中と変わりないじゃないかっ!

これって↑当時、本当にあった話です。
話しがズレますが この流れなので少しだけ書きます。

以前、あるヤクザから言われた事があります。

因みに私は当時、自営業をしていたので私は悪い人間ではありません。
就職、転職経験もありますが若い頃から自営業をしていました。

至って普通です。もちろん今も普通の人間です。

ただ人を雇う時に借金で困ってる人を雇うようにしていました。
理由は困ってるからこそシッカリと手抜きしないで長く
真面目に働いてくれると思ったからです。

ただ、この考え方は全員には当てはまりませんでした。
そうです。私はお金を盗られたのです。

もちろん盗った相手は少し泳がせて
証拠写真を撮影し即身柄確保しましたが・・・・

そういう人たちを雇用してるとヤクザたちに情報がまわり
結構、色んな声がかかりました。

情報はどこから漏れた?!それは簡単でした。
消費者金融やヤミ金から借りてる人はヤミ金業者のリストがあって
転職先など簡単に調べられるんです。

他にも色々調べ方はありますが、ここでは非公開とさせて頂きます。

これは今から約20年くらい前の話しなので現在は違うと思いますが
昔はこうでした。

ヤクザが言った。
「カネを貸して返ってこない奴がいたら俺たちに教えてくれ。
  必ずカネは取り戻してやる。ただし手数料は高いけどな。」

当時のヤクザの話の契約内容は下記の通りだった。

遠洋漁業のマグロ船は契約が1年単位で契約が出来る。
5年、10年、それ以上もあって例えば、
借金をもつ男がどうしても払いきれない場合の計算例として、

計算し易いように仮に借金額が1000万だったとして、
最低賃金1日1万円、労働最低時間は約1日20時間、
月に30万、年間360万稼ぐと仮定し、

3年で1080万。本来はそれで終わるとこだが、
契約は最低5年させられる。差額は全部ヤクザの手数料になる。

実際労働時間と内容を考えると日給1万は安すぎる話しだった。

私 「もし途中で病気で働けなくなったらどうするわけ?」

ヤクザ 「治らない面倒な病なら海へ捨てる。死んでも海外の海じゃ
      死体はあがらねぇし、なんで死んだか理由も分からねぇよ。
      だいたいは自殺で解決だ。」

私 「そういう人たちだって家族はいるし説明はどうするわけ?」

ヤクザ 「知らねぇよ。テメーの借金はテメーの体で返す。
      借りたもんは必ず返す。学校で習わなかったか?
      図書館で借りた本は返さねぇって教えた先公はいたのか?」

私 「じゃぁ、私が盗られたカネは契約時に最初に貰えるわけ?」

ヤクザ 「契約は契約だ。アンタには一括返済した時点でアンタと俺たちとの
      契約はそれで終わりだ。あとは俺たちと預かったヤローとの
      契約そして話し合いで終わりだ。」

私 「なるほど。前に臓器売買もあるって噂、聞いた事あるけど実際あるの?」

ヤクザ 「海外に売っぱらっちまったら、あとは知らねぇよ。
      肺は片方なくても生きていけるし。血液も売れるし、
      海外は日本じゃありえない法律も沢山あるからな。」

私 「途中で死んだらカネ回収できないよね?損はしないの?」

ヤクザ 「計算済みだ。1日最低20時間労働。ここで既に
      1年以内で元がとれる。あとは全部利益だ。
      途中で死んだら この先 取れる予定のカネが
      減ったな程度しか思わねぇよ。全く損はしねぇ。」

舎弟 「体の弱い奴には最初から こういう話はしねぇよ。
     違う話をもってくようにする。
     俺たちも馬鹿じゃねぇからな。カネにならない人間はいらねぇ。
     稼ぎそうな奴らにしか声はかけねぇ。時間の無駄だからな。」    
   
私 「とりあえず今回の話は保留という事で。
    奴は確かに私のカネを盗った。
    ただ盗られた原因は私の管理が甘かったのもある。
    私が人を見る目がなかったという原因もある。
    そういう原因の元を作ったのは私だから。
    とりあえず人身売買は私は避けたい。
    人の人生を食い物にして荒稼ぎするのは簡単な事かもしれないが
    貰って気持ちのいいカネと そうじゃないカネが私にはある。」

ヤクザ 「ネェちゃん、若けぇな。馬鹿としか言いようがねぇな。
      カネにいいも悪いもない。アンタ、考え方ヌルいんだよ。
      そんな事してるから盗られたり儲からなかったりするんだ。」

当時、私がヤクザと対等に話しが出来たのは私が未成年の時に
プチわらしべ長者になった経験があったからだった。

この続きは長くなるので またいつか波乱万丈な人生シリーズで
時間がある時に書いていこうと思います。

話しは少し飛んでしまいましたがロシアの続きに戻ります。

私は思った。そう言えばロシア在住の頃も臓器売買の話しは聞いた事あったな。
って事は、途中、何らかのトラブルに巻き込まれ殺されても
サハリンで殺されたら死体はあがらないって事か。。。。

勝手に殺されたあと、臓器も売られる可能性があるのか・・・・
これは危険だ。危険過ぎるし青春時代をサハリンで暮らす?!
ありえない!!

サハリンの地図見たけど、絶対、風呂もないと思うし
便所は?毎日、野糞?!みんな何を食べてるわけ?

またキャビア丼?!イクラ丼?!カニ丼?!
うぁ〜っ!もう食べたくないっ〜(>。<)

私はロシアで どうしても我慢できず空港までトイレもなく
野糞経験者でもあった( ̄旦 ̄;)アァァ。

間違いなくサハリンにはまともな便所がない事は予測できる。
向こうでは糞イコール野菜の肥料という感覚があるので
絶対に住みたくない場所の一つであった。

サハリンはロシア人が90%以上働く場所となっていた。
残りの1割にたまに中国など違う人種も混じっているらしい
という話しだけは聞いていた。

N.Y在住の日本人Mr.Y氏はロシア人の従業員を既に1箇所の工場で
3000人抱えている人物だった。
他の工場を足すと従業員の人数は計り知れない。

Mr.Y氏はN.Yの一部の人間の間ではミリオネールと呼ばれていた。
私のミリオネールのイメージは当時N.Yの飲食店で知り合った
日本人の60代のスズさんの恋人である石油王の彼氏のイメージしかない。

Mr.Y氏がミリオネール?!私は疑惑を持ち続けていた。
嘘が多いロシアでの話しだからねぇ(苦笑)

そして、とりあえずアメリカならまだ大丈夫だと思い
Mr.Y氏に話しの流れで会いにN.Yに行く事になった。

もちろん私の心の中はサハリンでは仕事はありえないし
ロシアにはもう関わりあいたくないという気持ちでいっぱいだった。

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以上で終わりになります。
明日はロシアの話しのオマケ編を更新します。

また時間がある時に、不定期にロシアの話しは書いていこうと思います。

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カニはたまに食べると美味しいですね!
流石にどんな食べ物も毎日続くと飽きますよね(^^;



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Natari
★ブログをいくつか分けて更新していましたが、こちらのブログはヤプログへ半分移転しました→ http://yaplog.jiheisyo.com/ 過去記事はここへ、このまま残しておき更新は不定期です。◆自閉症・パニック障害・多動症・自傷行為・睡眠障害・ミオクロヌス癲癇(てんかん)・両膝離断性骨軟骨炎・など複数の病気をもつ息子と私の生活日記です。日々の変化はあまり見られませんが少しでも世間の皆様にこういった病気があるという事を知って頂きたいです。◆息子の話題がない時は、『 独り言ブログ&私の体験談 』 に変更し書き綴らせて頂きます。※ブログ内容には著作権がありますが、リンクフリー(アダルトサイト不可)です。
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