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自閉症の子の就職準備は早めがいいその理由とは?

タカチャンはまだ中学1年生ですが5年後の
高校卒業に向けて就職の準備を今から始めています。

5年も先の話しでしょ!?と思うかもしれませんが
早いお子さんの親御さんたちは、小学生の時から始めている方もいます。

決して早すぎるという事はありません。
理由は、1つの事を覚えるのに、健常児の何十倍も時間がかかるからです。

先週は障害者雇用に関する講演会があり出席しました。

自閉症障害の人が理解されにくいケースは
一体どのようなケースなのでしょうか?


例えば、私たち健常者が電話で その家の子供に
「お母さんいますか?」 と聞いたとします。

普通の人は 「はい、います。少々お待ち下さい。」
と言って、電話を母親に代わろうとしますよね。

でも自閉症の子供たちの理解は、お母さんいますか?
と言っても、お母さんに電話を代わろうとはしません。

理由は、お母さんいますか?という意味は
「お母さんは家にいる。外出はしていない。」

それで終わってしまうのです。

確かに「お母さんいますか?」と聞かれ、亡くなっていないまたは
外出していない限り 「います」 としか答えないのです。

もう一つ例を挙げると、レストランで食事をしてる時
醤油が少し遠くて取りにくい場合があったとします。

「醤油はそこにありますか?」 と聞いた時、普通の人は
「醤油を使いたいけど近くにないんだな。」 と判断し
醤油の近くに座っている人が取って、手渡したりしてくれます。

自閉症の子の理解は「醤油はそこにありますか?」
と聞かれた時に、醤油がそこにあるという存在だけを
正確に判断し、「あります」 と返事をしますが
絶対に醤油を取ってくれたりはしません。

就職の時に、この感覚の違いが壁になってしまうのです。
それでは、どのように質問すればいいのでしょうか?


「醤油はそこにありますか?」 ではなく
「醤油を使いたいので、取ってもらえますか?」 と
具体的に質問内容を変える事が必要なのです。

そうする事によって、ようやく理解が出来るのです。

どうしても脳に障害をもってしまうと
自分の思うように理解が出来なくなってしまうのです。


交通事故や不慮の事故などで脳に障害をもってしまったかたも
自分ではこうしたい!と考えていても行動が
うまくいかないなど、色々なケースがあると思います。

私も違うケースで、全く話が出来なくなったという経験をしています。

私は歯科矯正をしています。 過去に書いた記事は下記になりますが
◆大人の歯科矯正5年目!定期健診日!

人間の歯の本数は顔の大小に関わらず同じです。
私は顔が小さいので八重歯が4本もあり、抜歯も上下全部で8本しました。

歯科矯正の途中の話しです。
歯が移動中に前歯と前歯の間に、小さな隙間が出来ました。

見た目は小さな隙間なので大した事はありませんでしたが
この小さな隙間が出来ただけで、普通に話す事が出来なくなりました。

喋るたびに隙間から風がスースーと抜けてしまい
まともに発音が出来なくなったのです。

もちろん矯正途中なので、ワイヤーで強く締めてもらいました。

強く締めると、歯が浮いた感じになり多少違和感はありますが
すぐに喋れるようになり元に戻ります。

こんな小さな歯の隙間でさえ、実はとても大切なのです。

ですから、目に見えないくらいの
小さな脳の傷でも、大きな障害に繋がってしまうのです。


タカチャンはまだ中学1年生ですが 『あと5年もある』 という考え方ではなく
『あと5年しかない』 と思うくらいが ちょうどいいと思いました。






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Natari
★ブログをいくつか分けて更新していましたが、こちらのブログはヤプログへ半分移転しました→ http://yaplog.jiheisyo.com/ 過去記事はここへ、このまま残しておき更新は不定期です。◆自閉症・パニック障害・多動症・自傷行為・睡眠障害・ミオクロヌス癲癇(てんかん)・両膝離断性骨軟骨炎・など複数の病気をもつ息子と私の生活日記です。日々の変化はあまり見られませんが少しでも世間の皆様にこういった病気があるという事を知って頂きたいです。◆息子の話題がない時は、『 独り言ブログ&私の体験談 』 に変更し書き綴らせて頂きます。※ブログ内容には著作権がありますが、リンクフリー(アダルトサイト不可)です。
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