木下晃伸 氏のメルマガから引用。
【ニュースの深層】5月は、今年のパフォーマンスを決定する重要な月になる
■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸です。
本日も、休日特別号でお届けしたいと思います。
■3月10日、シティグループ、パンディットCEO発言「シティが1-2月決算が黒
字化した」という大変小さな記事を理由に、投資姿勢を強気に大きく転換し
てから早くも1ヶ月半が過ぎています。
その際、当メールマガジンでは、大幅な株高の予感を理由に、【緊急特別リ
ポート】の作成を行い、実に、4000名を超える方からの応募がございました。
そして、その後、株価は大きく上昇、日経平均株価は2000円も上昇すること
になったのです。
■しかし、多くの投資家が少しずつ強気に転換してきた4月は、逆に【4月は
逆に投資チャンスにはならない】とも考えてきました。
投資家の楽観・悲観姿勢を表す騰落レシオは、超楽観を示していたことも理
由の一つでしたが、最も大きな要因は、株価が大幅に上昇するとしたら【5
月に入ってから】という投資戦略を考えていたからです。
■なぜ、そう考えたのか。
それは、【ストレステストの結果が発表される】タイミングが次の株価上昇
となると考えたから。
私は、すでに世界的な金融危機は過ぎ去ったと考えています。たしかに、悪
材料はこれからも何度となく出てくるでしょう。危機を煽る意見も飛び出し
てくると思います。
でも、それはもう無視して構わないと考えています。なぜなら、私自身が分
析してきた結果を総合的に判断すると、金融危機が起こる可能性は限りなく
低くなっていることを確信しているからです。
具体的には、私は、2000年代前半に起こった日本の金融危機はもちろん、1930
年代のあの世界大恐慌の分析も徹底的に行なってきました。
その結果、【株式市場は新展開を迎えた】と考えているのです。
その転換点が、3月10日のたった小さな記事だった、というわけなのです。
そして、転換点からの上昇を第一波動だとすると、今回のストレステストの
結果発表後に、【第一波動より大きな上昇となる第二波動がやってくる】と
常々考えてきました。
■金融危機が過ぎ去ったのであれば、金融機関に対する厳しい査定は、むし
ろ“悪材料出尽くし”となる可能性が高い、と考えています。
事実、昨日はすでに、米金融株は暴騰、私が考えて来た仮説が現実のものに
なろうとしています。
例えば、あの世界一の投資家、ウォーレン・バフェットが大株主のウェルズ
・ファーゴは、前日比23.6%の大幅高となっているのです。
※Wells Fargo & Company (Public, NYSE:WFC)
http://www.google.com/finance?q=NYSE%3AWFC
■GW明け後には、第二波動をとるため、3月に続く投資行動を開始しなければ
ならない、と私は考えています。
投資チャンスはいつもいつもやって来るわけではありません。タイミングを
見計らって投資するのは、年に数回あればいいほう。
5月は、3月に続く、今年2回目のビッグチャンスが到来すると考えています。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)