木下晃伸氏のメルマガから引用。
さて、どうなるか?
ゴールデンウィークが楽しみだ。
【ニュースの深層】株式市場は、08年のような大暴落を再び演じるのか?
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸(きのした・てるのぶ)です。
■ゴールドマン、JPモルガン、バンカメと米大手銀の決算発表が本格化して
います。
業績はしっかりと黒字を確保、株価は大きく反発してもいいものなのに、、、
結果は、大幅な下落を演じています。
■ただし、当メールマガジンをお読みの方にとっては、金融株の決算発表が
株価を冷やすことは十分予測できていたことでした。
では、問題は、“これから”の株式市場をどう考えるか、ということになる
でしょう。
■そのとき、大きなポイントとなるのは、やはり金融株の動向。金融株がさ
らに上昇していくのか、それとも、下落に転じてしまうのか、その点をどう
考えるかがこれからの株式市場を考える上で非常に重要になってきます。
結論から言えば、【5月初旬】に再び上昇基調に転じるのではないか、と考
えています。
また、それまでは株価が横ばい、もしくは場合によっては下落に転じる可能
性が高いと考えています。
その理由は?
これから2週間、金融機関に対するストレステストの結果、GM、クライスラー
問題、さらにEUの動き等々、イベントが矢継ぎ早に飛び出してくるから。
その結果、一旦は株価を冷やす可能性があるためです。
■ただし、株価を冷やすと言っても、株価が08年秋のように再び大暴落を演
じる可能性は小さいと考えられます。
それは、金融業界の分析のみならず、株式市場を構成する企業を1社1社丹念
に分析していくことで十分予測可能なことなのです。
つまり、日経平均株価が4000円、5000円にまで下落するという理論には賛同
できないと考えています。それは、評論家の悪い癖で、センセーショナルな
意見として注目を集めたいだけではないか、と考えているわけです。
投資家であるなら、評論家になってはいけない。実践者は、様々な意見に耳
を傾ける必要はありますが、適当な意見を排除する分析主眼を持たなければ
ならないのです。
こうした一連の流れの中で、当メールマガジンで指摘したように、3月11日に
は株価反騰の予感から【緊急特別リポート】の作成に踏み切りました。
■私が【緊急特別レポート】で指摘したように、3月に株式市場は新展開を迎
えたという考え方は変わっておりません。
そう考えると、金融機関の業績に不安が残る、これから大規模な資本注入が
あったとしても、それが、株価下落を引き起こせば、【絶好の投資チャンス】
になると言えるのです。
これからも、まだまだ投資家を不安にさせるニュースは飛び出してきます。
だからこそ、株式市場にはチャンスがまだまだ転がっている。私はそう感じ
ています。