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残り火の一相場

浅川氏の解説は、いつも、私にはとても分かりやすい。
とても参考になる。

残り火の一相場
http://www.y-asakawa.com/message2009-1/09-message23.htm

時価会計の緩和処置

ロウソクが消える寸前、メラメラと大きく炎を上げて燃えさかることがある。今世界の株式市場で起きている根拠なき上げ相場は、まさにローソクの最後の残り火相場である。
このいつわりの相場を演出している要因はいくつかあるのだが、その代表的なものは、先のG20で認められた国際会計基準における時価会計の緩和措置である。この措置を利用すると、損出の一部を回避することができるのだ。

例えば、今一番問題になっているサブプライムローンやそれを取り込んだ証券化商品などを売買するときは、取得価格に対して20%ぐらいが相場で、実際はそれでも買い手がつかないのが現状である。

ところが、この値段を70%ぐらいまで引き上げても良いというのが時価会計の緩和措置である。だから世界中の銀行や証券会社がこの措置を利用して決算上の損出計上を押さえようとしているのである。

このほど出揃った2008年12月期の通期決算や年次報告書を見ると、国際会計基準を採用している欧州銀行を中心に、少なくとも10社以上がこの措置を利用しており、決算書への計上が回避された損出額は2兆円を上回っている。

別の会計基準を使うアメリカでも時価会計緩和に動いており、世界で企業決算の信頼が損なわれるのではないかと、懸念の声があがっている。実際の市場での時価が20億ドルしかない商品を70億ドルの価値があると見なして決算措置しているのであるから、ごまかしもいいところである。

 
(後略)


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