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2015年11月10日
「事件の核心」【改題】『天使の傷痕』第11回江戸川乱歩賞受賞(1965年)著者西村 京太郎(にしむら きょうたろう)
天使の傷痕
「傷痕」は「きずあと」ではなく「しょうこん」と音読み
武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。
瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。
意味不明の「テン」とは何を指すのか。
デート中、事件を直接目撃した田島は、新聞記者らしい関心から周辺を洗う。
「テン」は天使と分かったが、事件の背後には予想もしない暗闇が広がっていた。
著者 西村京太郎
1930年東京都生まれ。63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞。78年トラベルミステリーの先駆となる『寝台特急殺人事件』を発表。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞、2005年日本ミステリー文学大賞、10年長谷川伸賞受賞。12年に著作五百冊突破。