世界一の長生き〜ジャンヌ・カルマンとゴッホA
ジャンヌ・カルマンとゴッホA
ゴッホは1888年2月、飲酒と喫煙で壊れた体の静養の為、アルルに移り住んだ。
その地で、ドガ、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ギヨマン、スーラ等と
交流しゴーギャンをアルルに呼び寄せ、共同生活をしながら
「収穫」「日没の種まく人」「ひまわり」「赤い葡萄畑」「アルルの女」等の
名作を生みだしていた。
カルマンとゴッホの絵画〜アルルの原風景
ジャンヌ・カルマンは、
父の経営する画材屋の手伝いをしており、当時13歳だった。
そして、キャンバスを買いに来ていたゴッホと出会っている。
インタビューで、カルマンはこう語ったそうだ。
「私は彼の晩年を知っています。父の店でゴッホに会いました。
彼はアルコール臭くて、醜くかった。彼はその時、既に有名でした。
ゴッホはキャンバスを触って、選んでいました。
私の父はゴッホにキャンバスを売りました。」
「彼はよく売春宿に行っていました。彼は売春婦への支払いをしぶったが、
アルコールへの出費は惜しまなかった・・・」
「ゴッホは汚くて、だらしない服装をしていて、
無礼で、醜くて、不快だった。私達は彼を変人と呼んでいました。」
確かにそうなのだ。
共同生活を始めてわずか2カ月程の間に、ゴーギャンとは意見の食い違いから、多くの衝突を繰り返し、ゴーギャンを刃物で脅し、
後悔の念からか、左の耳たぶを切り落とす事件を起こしたのは、
1888年12月23日のことなのだから・・・。
ゴッホのキャリアの中でも、アルル滞在期間は、
もっとも創造的な作品を生み出した時期と言われているのにねぇ。
アルルでのゴッホの作品集=The Vincent van Gogh Gallery
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投稿者:centenarians|13:52
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