広告

posted by fanblog

クシヒゲマダラクワガタの仲間 1

Ceratognathus属の仲間で、和名の通り マダラクワガタの触角を大きくして体型を細長くしたような種類です。(1部を除く)
オセアニアに分布しています。→オセアニアと南アメリカに分布。(2014,09,12訂正)

あまり出回らず、いいモノグラフもないので馴染みは薄いかもしれません。

4つの属に分けられることもありますが、
亜属程度と考えていますので ここではすべてCeratognathus属とします。

Ceratognatus Westwood, 1838:260
(type: Ceratognathus niger Westwood, 1838)

Hilophyllus Paulsen et Mondaca, 2006:6
(type: Ceratognathus argentinensis Martínez, 1981)

Holloceratognathus Nikolajev, 1998:55
(type: Ceratognathus helotoides Thomson, 1862)
=Neoceratognathus Nikolajev, 1998:56 (type: Ceratognathus passaliformis Holloway, 1962)

Mitophyllus Parry, 1843:362
(type: Mitophyllus irroratus Parry,1842)
=Ptilophyllum Guérin-Meneville, 1845:xcvii (type: Ptilophyllum godeyi Guérin-Meneville, 1845)


今回はCeratognathusグループになります。
同定されているものを基準にして考察するので、
同定間違いや種類の入れ違いもあるかもしれません。
今回からちょっと表記のしかたを変えます。

種名:文献のページ
分布 [基準産地].
=はシノニム
以上のようにします。

1.jpg
1:C.abdominalis 記載文 Parry,1870より
2:C.alboguttatus Holloway,2007より
3:C.bitumulatus 記載文の絵 Carter,1925より
4:C.flabellatus 記載文の絵 Boileau,1905より
5:C.foveolatus Fujita,2010より
6:C.frenchi 模写
7:C.froggatti 記載文 Blackburn,1894より
8:C.niger 記載文の絵 Westwood,1838より

Ceratognathus abdominalis Parry,1870:99-100
Australia [Moreton Bay].

記載文を訳してないのでよくわかりません。
訳してもよくわからなささそう(汗)


Ceratognathus alboguttatus Bates,1867:54-55
New Zealand [New Zealand].
=Ceratognathus sexpustulatus (Baets)Gemminger et Harold, 1868:967 [nomen nudum]
=Mitophyllus cristatellus Broun, 1917:391-392 [Routeburn north of Lake Wakatipu].

顎は太短く、顎付け根の外側に内歯を備える。前胸は台形状。
上翅に小さな円形の白い毛の束が並び、
前胸後方と胴体の接合部部分にも白い毛の束を備える。
触角のラメラは太くて短い。


Ceratognathus bitumulatus Carter,1925:232-233,fig.3
Australia;N.S.W. [New South Wales:Mt Kosciuszko and Barrington Tops].

デフォルメ気味ですが、本種の絵と完全に特徴が一致する個体は見たことがありません。
が、どうも個体変異が激しい種類のようです。
いくつか見たやつの例を挙げると、
新大図鑑の個体:歯型は一致。前胸の幅は狭くて、ケイ節は細い。
Websiteで見た個体:顎は直線的。前胸・ケイ節は一致。
オークションで見た個体:前胸は一致。顎は直線的。ケイ節は細い。
新大図鑑の個体は10o超とやや小さいので特徴が出きってないかもしれませんが、
その他はタイプ標本と同じくらいと思われます。(タイプのサイズは14o)


Ceratognathus flabellatus Boileau,1905:176-177,fig.
Australia;Queensland [Cairns,Queensland].

持っている記載文がLeNaturalisteの復刻版で、
印刷がつぶれてしまっていて細かい特徴は読み取れません。
C.frenchiに似たような種類のようです。
見たことのあるそれっぽい種類を考察すると、
顎は短くて湾曲し、やや太い。頭部はやや小さく、頭頂部のふた瘤状の突起はあまり突出しない。
前胸の点刻は目立たず、艶消し。ケイ節はやや細い。


Ceratognathus foveolatus Broun,1880:253-254
New Zealand [mountainous region near Nelson].

C.alboguttatusに似るが区別は容易。
大きな円形の黄色い毛の束が並び、触角のラメラは長い。


Ceratognathus frenchi Blackburn,1897:29
Australia;Victoria [Victorian Mountains].

C.flabellatusに似るが、顎は直線的で長い。頭部はやや大きく、頭頂部の双瘤状の突起は強く突出する。
前胸の幅は狭くて側面はギザギザで点刻は荒い。
光沢はやや強め。


Ceratognathus froggatti Blackburn,1894:94-95
Australia;N.S.W. [N.S.Wales,Botany Bay].

訳してないので詳しいことはわかりませんが、C.nigerに似た種?
Taroni,1998に1頭図示されてますが、小さすぎて特徴は全くわかりません(笑)
ちなみに種名はfrogattiではなく、froggattiが記載文通りです。


Ceratognathus niger Westwood,1838:261,figs.
Tasmania [Terra Van Diemenii].
=Platycerus furcatus Castelnau, 1840:174 [Nouvelle-Hollande].
=Ceratognathus cornutus (nec Mac Leay) Thomson, 1862:403

記載文の絵と歯型の印象がやや異なります。
デフォルメされた絵ですが、前ケイ節の棘が多い他は実物に似た雰囲気です。
頭部は複眼上も複眼下もほとんど突出せず丸っこい印象です。
顎は平たくて幅広で、中央部に上方を向く内歯を備えます。
その内歯は基本的には外側に向くようですが、個体差があり 顎に重なるような個体もいます。


2.jpg
1:C.fusculus Holloway,2007より
2:C.gibbosus Holloway,2007より
3:C.gilesi Fujita,2010より
4:C.insignis Holloway,2007より
5:C.macrocerus Holloway,2007より
6:C.macrognathus 模写

Ceratognathus fusculus Broun,1886:837
New Zealand [Taieri].

C.abdominalisに似るが、顎は短く、体型は幅広。
前胸は丸みを帯びる。


Ceratognathus gibbosus Broun,1884:385
New Zealand [Parua,Whangarei Harbour].
=Mitophyllus tuberculatus Broun, 1893:1111-1112, viii [Clevedon].

C.macrocerusに似るが、前胸上縁部はややくびれる。
ラメラはやや直線的。


Ceratognathus gilesi Blackburn,1895:215-216
Australia;N.S.W.,Victoria [Victoria].

顎が直線的で長く伸びる種類。体型はやや細い。
本種とされているものには
前胸側面が丸みを帯びる個体と直線的な個体が見られる。
個体変異?


Ceratognathus insignis (Broun,1923):687-688 [Mitophyllus insignis]
New Zealand [Gordon's Pyramid,Nelson].

南米のPseudoscortizusのような歯型が特徴的な種類。
前胸は6角形状。前ケイ節の長い棘と棘の間に細かい棘が並ぶ。


Ceratognathus macrocerus Broun,1886:837
New Zealand [Helensville(Kaipara)].

C.gibbosusに似るが、前胸は丸みを帯び、触角のラメラの曲がりは強い。
体色は黒色で、白くて小さな丸い毛の束が並ぶ。


Ceratognathus macrognathus Boileau,1905:200-201
Australia;N.S.W. [Australie].

C.flabellatusに似た種類。
顎中央部に下方に向く小さな内歯を備える。触角の付け根は直線的でやや太い。
体表にやや光沢がある。
似た種類が何種かいますが、
本種のみ前胸後角が丸まる。


3.jpg
1:C.mentiferus 記載文の絵 Westwood,1863より
2:C.minutus  記載文の絵 Lea,1929より
3:C.ocularis 記載文の絵 Carter,1925より
4:C.rufipennis 記載文の絵 Westwood,1872より
5:C.tasmanus Holotype Websiteより

Ceratognathus mentiferus Westwood, 1863:434-435,figs. 5
Australia;N.S.W. [Goulburn River(Nov. Holland)].

C.frenchiに似るが、顎中央に大きな内歯を備え、頭頂部の突起はひと山状。


Ceratognathus minutus Lea,1929:211-12,fig.2
Australia;N.S.W. [New South Wales:National Park].

C.alboguttatusに似るが、顎は小さく、前胸は丸みを帯びる。


Ceratognathus ocularis Carter,1925:233-234,figs.4-5
Australia;N.S.W. [New South Wales:Barrington Tops;Mount Wilson].

記載文の絵と実物は雰囲気が異なる。
C.minutusと細長くしたような種類。
顎はやや湾曲し、先端部に小さな内歯を備える。
前胸は直線的。体毛はまばらに生える。


Ceratognathus rufipennis Westwood in Parry,1872:82-83, pl.2, figs. 2
Australia;near Parth [Albany,King George´s Sound(Brewer)].

C.ocularisに非常によく似る。
♂♀ともに体型はやや幅広で、前胸上縁部は若干えぐれる。
触角のラメラはやや太い。
C.ocularisの記載文では本種については触れられておらず、
同種の変異のようにも見える。


Ceratognathus tasmanus Benesh,1943:46-48, pl.4, figs. 6-7
Tasmania [Tasmania].

顎がくの字に曲がるのが特徴的。
大型個体になると顎は伸びる。
頭頂部にひと山状の突起を備える。


Ceratognathus westwoodii Thomson,1862:433-434
Tasmania [Australia].
=Ceratognathus punctatissimus Westwood, 1863: 433-434, pl.15, fig. 4 [Nova Hollandia].
=Ceratognathus setiger (Howitt)Parry, 1870:99 [nomen nudum]

C.tasumanusに非常によく似る。
頭頂部の突起は双山状。
♂♀ともに体型はやや幅広。

トラックバック

この記事へのトラックバックURL
http://fanblogs.jp/tb/2760535

コメント

お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのコメント

   
<< 2016年03月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
スポンサード リンク
プロフィール

tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
最新記事






スポンサード リンク
サイト内検索 http://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/index1_0.rdf
分類カテゴリ
リンク集
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。