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マサヒコ・ネブトとよく似た不明種?

マサヒコ・ネブトはスラウェシの特産の小型種です。
ほとんどが中央スラウェシ州のパルのブルカリンドで得られ、
そこ以外の産地からは ほとんど得られません。
とはいっても ブルカリンドでもそこまで多くは得られませんが。

近縁種と比較するとかなり大型化する種類なのですが、
小型個体を見ると ジャワのプレアンガー・ネブトによく似ていて、
代置関係にあるのではないかと思います。


Aegus masahikoi Nagai,2000:6-9,fig.13
[Type Locality] Palolo,Palu,Sulawesi Tengah,Indonesia

右:ホロタイプ Fujita,2010より
左:最大個体 21o

得られる個体のほとんどが 18oに届くか届かないかのサイズで
19o以上は片手で数えられるくらいしか確認したことがありません。
17o以上になると大顎中央部に内歯が出る個体が見られます。
近縁種のプレアンガーとは 
サイズ(マサヒコ:14〜21o、プレアンガー:11〜16o)
光沢がやや弱い 大顎が太短い
複眼縁がやや大きく盛り上がる
頭楯の双山の間隔が広い
前胸側面が直線的・・・ などです。

[関連記事] Aegus preangerensis & Aegus pengalenganus


Aegus sp.(?)
[Distribution] S.Sulawesi,Mamasa,Bussu

S.Sulawesi,Mamasa,Bussu

分布域はマサヒコとは離れていて、
ママサのBussuからのみ 極稀に得られます。
混ざっている確率は1/400頭くらいと思われます。
パッと見はマサヒコに非常によく似ていますが、
サイズは小型(14〜14.5o)で
大顎や内歯は細く
複眼縁の形状はプレアンガー似
全体的に点刻は多く
体型は長いような印象で 体色は黒色・・・など。
サンプル数が非常に少ないので、
亜種なのか別種なのかは調べきれていません。


比較

右:A.masahikoi C.Sulawesi,Paru,Burukarindo 16o
左:A.sp.(?) S.Sulawesi,Mamasa,Bussu 14o
マサヒコに見慣れていると
ママサの不明種に違和感を感じることができます。
マサヒコの14oクラスは得にくいので大きめのサイズでの比較になってしまいました。
マサヒコのホロタイプが同じくらいのサイズです。1

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tkyk4
主に大図鑑に載っていなかった種類について書いていこうかと思います。 見解の相違や同定間違いなどもあると思いますが、あたたかい目で見守ってください。
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