サラリーマンおじさんのFX奮闘記

さて、昨日に引き続き、両建てについてですが、難しいと思われる両建ての解除タイミングについて考えてみます。
先日の「両建てについて」記事と併せてお読みください。

今回、私は急激なレート変動に伴い、含み損が増える事を抑えるため、両建てをしました。
「含み損について」記事で示したように、ただ、追証を追加しているだけでも構わないのですが、どこまで上がるか分からない状況で、含み損ばかりが増え、いつ終わるか分からない追証をし続けるのは、不安しかありません…。

それこそ、追証できる余裕がなくなれば、そこで一巻の終わり…。
ロスカットなどで、相当額の証拠金を失う事になります…。

その不安を払拭できるだけでも、両建て手法のメリットは大きいです。

さて、本題です。

両建てをいつ外すか？
実は私のような取引をする場合、それほど難しくはないと考えています。（要するに利益を求めず、取引なしで、いつまででも待てる場合。）

【方法�@】
一番簡単で、ローリスクなのは、一度上がりきってから、下降トレンドになって、今のレート付近まで下がってくるのを、ひたすら待てばいいだけです。（リスクはスワップのマイナスが増え続けることです。）
ただ、下降トレンドですから、下がってきた時に、蓋した買いポジションを決済し損ねると大変ですから、蓋したレートの少し上で、確実に決済するのが大切です。（取り損ねるとしばらく上がってこない。）
最大の欠点は、時間がかかる割には利益はほぼありません。

では、検証します。（検証ですので証拠金維持率や、スワップポイントは無視します。）
下図が現状です。


118円までレートが上がりました。


下がってきて、蓋のレート114.6円にて、買いポジションを決済した結果。

やはり、累計損益も、含み損も大きな変化なく、戻ってきただけになります。

【方法�A】
もう一つ、多少のリスクが伴いますが、利益を得られる方法があります。
下降トレンドになったらすぐ、要するに一番高い相場の時に、蓋分だけを決済する方法です。
一時的に含み損がドーンと増えますが、増えた分の利益が証拠金には加わっていますので、証拠金維持率は問題なし。（保有lot数も減ってるし。）
あとは、方法�@と同じように、今のレートまで下がるのを待つだけです。
これだと、相当額の利益が得られます。

では、検証します。
118円までレートが上がった際、買いポジションを決済します。
累計損益が1,469,018円益が増え、含み損が同額増えます。差引0です。


蓋のレート114.6円まで、下がった際には、含み損は減少しているが、累計損益は増えたままです。


この方法のリスクは、下降トレンドに転じた時の判断が難しい事。
それに下降トレンドの途中で、再度上昇トレンドに転じた時です。
まぁ、この時再度、両建てをすればいいのですが、上昇トレンドに転じたのか、一時的に上がったのかの判断が難しく、失敗すると、とんでもない上の方に買いポジションを残してきてしまうリスクがあります。
もう一つはやはり、含み損がとんでもない額になる事。
蓋分の決済で得た利益分、証拠金と含み損が増えるので、実際には益がでているのですが、レートが下がるまでの間、含み損額を見て胃の痛い思いをします。

私は、今のところ方法�@と�Aの中間点で考えています。
最高値まで上昇後、下降トレンドで落ちてきて、今のレートと、上がりきったレートの中間くらいで、蓋を決済する方法です。

あくまで机上の空論なので、そんなにうまくいくかどうかは分かりませんが、一度チャレンジしてみようと思います。
まぁ、上がりきってから落ちてくるまでなので、成功したか失敗したかの報告は、いつになるか分かりませんけどね…。