マーケットの愚か者

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16:00　米国市場は3日続伸、為替はUSD以外が買われる円安となる。東京時間は9120円で始まり上値は9150円まで。戻り一杯で場中は一貫して下落、マイナスサイドまで下げる。指数は引け間際に戻して9107円で引けるが、15分遅れの先物は円高進行と共に9075円まで売り込まれて引ける。割高プットは今日も大きく下げて損失は小幅に減る。このペースでは話にならない。徐々にポジションを積み増すが今ひとつ気が乗らない。やはりここはATM付近のナローレンジを売らなければと思っている。
大きく荒れた株式市場だったが、最近になって落ち着きを取り戻しつつある。大きな損失は1週間足らずで400万円を超えてしまった。そのポジションの一つに�H月限P7000の売りがある。建値は10円から15円で40枚程度。うまく行っても50万円足らずの利益限定、所謂ネイキッド　ファー　アウト　の売りである。今日の引け値は16円で何の事は無いポジション。そのポジションが連日の下落で噴き値は100円を超える。切らされた値段は95円。1枚に付き80円、40枚で300円程度の損失となる。あの時、切らなければこの大きな損失は無かった事になる。値洗い損は実現損益と変わらないというルールの基にトレードをしている私にには、ただ単に損は切るモノ。経験上、大きな損は更に大きく育つモノ。大きくなったマイナスポジションは、本当に切れなくなってしまう。今回はたまたま素っ高値で切らされる結果となってしまったが、もしもう一段の下落があったのなら・・・。考えただけでも恐ろしい大損失となっていた事。暴落時のプットの噴き上げは強烈で、100円150円は軽く噴き上げる。損失がさらに500万円以上上積みされた訳だ。そうなってしまえば、震災時の破産者と何ら変わらなくなってしまう。損切りは辛いモノ。イイ事ばかりを夢見て市場に参入している訳では無い。辛い事も多々あるが未来を信じて続けて行くしか無い。道はそれしか無い。　

16:30 週末の米国市場は久しぶりに連続の上昇、為替は小動きだがCHFに大きな調整が入る。
週明けの東京市場は9080円で始まり9115円まで上げて頭打ち。値動きは小さく9085円で大引け。高かったプットが徐々に下がって来るが、値位置はまだ高い。CHFは今日も急落で、天井を打ったか？ゴールドにも調整が入り、残るはJPY。急落なら、指数は一気に大台10000円もある。そこまで上げなくても、底を打った可能性が高い。
400万円以上の損失から100万円の戻しだが、ここからは地道な収益に戻る。割高プットの売りで勝負をかけたいところだが、これ以上の損失は許されない。

21:30 米国市場は大幅安と大幅高が交互に炸裂！日々、眠れない状態が続く。為替と東京市場は余り反応せず、独自の値動きに移行しつつある。昨日は400ドルオーバーの上げで、CMEは一気に9100円を超えて引けている。
東京マーケットは寄付き高値となって終日売られる展開となる。9100円、9000円、8900円と下げ続け8960円で引ける。注目のS.Q.は何の波乱も無く9054円であっさり決まっている。下落恐怖から急上昇のプットは比較的大きく下げているが、依然割高で推移
昨日は爆騰中のCHFに大きな押しが入る。対GBPでは大きく下げたが、日足チャートでは頭を打った形。今回の大きな損失の一部分を担うCHFの急騰だったが、ここに来て終焉なのか？それとも又、ゴールドと共に生き返って再度新高値を更新するのか？後者の確率が、ここに来て低くなった事は事実。そろそろ時間なのでは・・・？懲りずに100円台後半で売り参戦、様子見の域を出ずに仕掛けロットは最低限に留める。何もしないで静観する事は誰でも出来る事。ここまでヤラレたんだから、最後まで追いかけたい。
先週末に200万円を超える損失を計上。今週も更に250万円損失を積上げてしまう。この世界に入って20年、かなり大きな損失です。今日で幾らか戻していますが、この凹みを更新する事無く、これを最優先でしばらくやって行こうと思っています。

19:00　底が入ったと思わせた米国市場は真坂魔坂マサカの500ドルオーバーの下げ。円高も強烈に進むがUSDは動かず。東京市場は新安値更新でもおかしくはない状況の中、何故か強含み9800円でスタート。場中も底堅く右肩上がりに上昇、一時9000円に迫る。引けは8975円で小幅な下げとなる。プレミアムはほぼ変わらず、値位置は高い。
明日のS.Q.の着地点は予想が難しい。今夜の米国市場次第で大きな波乱となりそうだが、今日の不穏な上昇で明日の大幅高の目は消えている事と思われる。長い1週間、何事も無く穏やかに終わる事を願う。

17:00　米国市場は底打ち反発、上げ幅は大きい。為替も円高から戻しているが、CHFが再噴火！対GBPで爆騰！1.166台と信じられない数字。対EURで1：1も間近となっている。タートルズ手法炸裂！
東京時間は9155円の高値で始まり終始下落調。動きは小さく右肩下がりで9015円で大引け。プレミアムは大きく下げるがポジションは小さい。損失は大きく収益が少ない。オプションの売り屋の特徴だが、現実的に辛い展開が今後も続く。

16:30　米国市場は掟破り、怒涛の下落で600ドルオーバーの下げとなる。CMEは9800円まで下げて引ける。その後のオセアニア時間で9700円、東京市場が始まり9650円までの爆下げとなりバーディカルスプレッドの30枚が損切り執行となる。続いて当限のストラングル　P8500とP8250も噴き上がり、敢え無く損切り執行となる。損失額は150万円、残ったポジションは数枚程度となってしまう。ここまで400万円の損、取り戻す可能性が限りなくゼロとなる。
午後になって下げ止まり、ジリジリと上昇。大引けまで上げ続け、安値から350円戻し8990円で先物は引ける。損切りが無ければ、大きく引かされたポジションをそのままにしておいたら・・・マイナス150万円はプラス50万円となっていた事になる。現在は更に上げて、9100円を超える上昇。下げ止まり示現、悔やまれるが致し方無し。今後は又、小さくポジションを取る事しか出来ない。
20年もこの世界でやっていると、色んな事が起きる。今回はUSDが各通貨に対して大きく史上新安値を更新。反対にCHFは史上新高値を更新。一言で”円高”とは言えない、過去に例を見ない動き。白金が金より安くなり、ニューヨーク株価が500ドル下落後一日挟んで600ドルの下落。一日挟んで更に600ドルの下落は、私をはじめ多くのトレーダーを大損失に導いた事でしょう。貴重な経験が積み重ねられました。

23:30　東京市場は窓を空けて安く始まり一段安。為替の円高が進むが場中は値を戻す時もあった。しかし引け間際に売られて安値圏9100円で引ける。一時大幅に改善した収支も更に悪化し、悪い状況が続く。ここからの底割れは死を招くので再度一部撤退する準備をする。
テレビドラマや映画の世界では、窮地に追い込まれての一発逆転が多々ある。現実の世界での窮地は、地獄への入り口となり一発逆転の確率は悲しくなる程絶望的数値となる。その小さい確率に賭ければ･･･賭けが当たらなければ再起不能となってしまう。

23:55　CMEは9000円を割込み底が割れる。現実を直視し損切り作業に突入。どこまで切るのかは今後の展開次第。円高は更に強烈に進行。日銀執行部はどうせ何も出来ない展開だろう。小さな復活の灯火が消えて行く・・・。

7:30 木曜日の意味不明な値動きの答えは米国市場の2年8ヶ月ぶり、リーマンショック以来、一夜にして500ドル以上の暴落です。保有ポジションにセンター10250円と10000円のタイムボックスがあります。当限プット/コールの売り持ちに、�A番限に同価格の買いでリスクの少ない戦略です。前日までの下落で仕掛けレンジが完全に外れていて、処分しなければならなかったポジションです。このポジションはリスク限定と言われていますが完全に仕掛けレンジを外れるとネイキッドの先物ポジションと同様の結果となります。今回はP10000とP9750の売り建てが同買いポジション（9月限）がほとんどヘッジされません。更にC10500と10250の買いプレミアムも、ただ失うだけで、それをヘッジする売りポジションの下落幅は僅か1、2円しかありません。片建て先物ラージ売り持ちより悪いポジションです。極めて上昇を願うポジションでした。225指数の下落幅は400円。深夜の段階で300円の下げ。この時に切っていれば、少しでも切っていれば損失は抑えられた事です。実際、あまりの強烈な下げに呆然とし何の対応も出来ません。安値の更新が相次ぎ、まるでド素人の様に右下に落ち込むTickを見続けているだけで3：00を迎えます。その後は手仕舞う手段を失った時間帯、米国の引け時間が2時間あります。CMEは更に150円の下げを見せて9250円で5：15、取引を終えます。前日の引け値が9660円なので400円の下落を覚悟します。東京時間が始まるまでの4時間余り、複雑な損切り作業を頭の中でイメージします。総枚数100枚を超えるポジションの内容は、ネイキッド　ファー　アウト　が20枚、バーディカル　スプレッド　が40枚、ワイドレンジ　ストラングル　が15セット、問題のタイムボックスが6セット。前日までの下落で、全てのポジションの仕掛けレンジセンターは9750円、この下落で完全に外れます。タイムボックスは完全に外れています。

8：45、複雑極まり無いポジションを切って行きます。原則、引かれ玉は切るか差し替えます。くだらない売り建て制限のために、ブローカー（アカウント）の数は5つもあります。当然の如くブラウザや専用ツールが異なり、輪を掛けて作業を難しくします。10250と10500のコールは1円2円なので問題なく切ります。問題なのはプットの9750と10000円です。完全にインに入り込んだポジションは板がありません。あっても20円、30円と不利な方向で待ち受けます。この状況で2万3万を気にしてられないので板に合わせるか近付けて切って行きます。潤沢な資金、売り建て制限や不屈の精神力があれば、損失ポジションに先物を合わせてS.Q.落ちという手もありますが、その選択肢はありません。更にストラングルのP9000が噴いて来る前に切るかP8500に差し替えます。当限、�H月限と10枚以上あります。この辛い作業は1時間とかからないで終了します。3ケタ100万円のマイナスは覚悟していましたが、結果は200万円を超える損失です。かなり大きな沈みです。

気を取り直して大量の計算を終え、夜間取引に入ります。今夜は米国経済指標の発表です。プットは更に恐怖から上昇し、敗者へチャンスを与えます。かなり遠い7000円台のプットが上昇しています。大きく仕掛ける気力は無く、数枚程度の仕掛けに留まります。ストラングル残ポジションのプットを更に下へずらして行きます。ポジション調整は、仕掛けレンジ9400円センターで完了します。21：30、発表された数値は予想をやや上回る平凡な数値です。株価はやや上げて頭を打って下落に転じます。しかし買い直されて再度プラスサイドでの取引となり小幅高で取引を終えます。長い1週間が終わります。

23:00 日銀砲炸裂！しかし円売りポジションは無いに等しい。株価は一時、100円を超える上昇を見せたが上げ幅をほとんど失い9670円まで下げて引ける。N.Y.時間に移り更に下落、現在9550円、首をひねる展開で困ってしまう。輪をかけてCHFは高値圏で推移、意味不明な相場展開となっている。

19:30 米国市場は下落が止まらない、大幅安。為替はAUDが急降下、CHFが噴火中。東京市場は9600円台に沈む取引となり大幅安となる。引け値は9640円、プレミアムは上昇。深夜の為替ポジションの損切りとタイムボックスの値洗いが急速に悪化、1日でマイナス50万円を計上してしまう。
この状況で新しい仕掛けは見送り、もう一段の安値に備える。