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2017年01月28日

Excel関数INDIRECT





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INDIRECT関数


セルの参照を返します。参照するセルを間接的に指定する関数です。

INDIRECT1.png

・E2には=INDIRECT(C2)と入力されています。

まず「C2」を見に行くと「A2」というセル番号

(ここが間接的にという意味です)が

入力されているので、「A2」を見に行くと「10」が入力されているので

E2に「10」と表示される。

・E4には=SUM(INDIRECT(C4))と入力されています。

C4には「A2:A4」という範囲が指定されているので、この範囲でSUM関数を

適用すると「60」になります。

・E6には= INDIRECT(C4)と入力されています。

答えは#VALUE!になっていますね。

INDIRECTはセル範囲ではなくセル番号を指定する必要があるので、

エラーを返します。

・E8には= INDIRECT(C8)と入力されて、答えは#REF!になっています。

これもC8の「10」はセル番号ではないのでエラーを返します。


しかしこの関数は一体どういう時に使用するのでしょうか。

単にセルを参照するだけならば「=A2」とすればA2の値を参照できますね。


この関数の最大のポイントは参照するセルのアドレスを文字列

指定できることです。

INDIRECT(参照文字列)ということが出来るのです。

例えば先ほどの表でE2に入力されている「=INDIRECT(C2)」ですが、

「=INDIRECT(“A”&2)でも同じ結果が得られます。

今回は直接「A2」を検索しています。

”A”というのは文字列ですがINDEX関数を使用すると

(A2)として認識してくれます。

INDIRECT2.png

今、E13に=INDIRECT(“B” & MATCH(C13,C1:C11,0))と入力されています。

MATCHの部分はC13の「鉛筆」はC列の何番目かということで、

答えは「3」になります。

ですからINDEX関数でB3を参照せよということになります。

結果として「本山工業」が表示されます。

これも以前一度掲載しました「OFFSET関数とMATCH関数」の

組み合わせと同じで、左側の検索として使用できます。


関数も1つだけ単独で使用するのではなく、組み合わせて使用すると

意外なことが出来る場合があります。

自分の希望する計算が出来る関数がない場合は

色々工夫して作ることも可能だと思います。







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