ヤヨパパのときどき日記

西城秀樹さんが亡くなられて2週間。63歳という年齢での
旅立ちは早すぎるし、全く予想していませんでした。

私が子供のころ、小学校の高学年の頃から高校生にかけては
全盛期というか、TVでよく見ていました。歌番組が多かった
時代ですし、歌謡曲がメインだったころでした。


歌いながらの激しいパフォーマンス。高身長でスタイルも良く、
顔も良くて、非の打ちどころのないアイドルです。

どちらかというとぽっちゃりとしていて、顔も普通の私から
すれば別世界の住人のような人。そんなふうに感じていました。


「平凡」だったか「明星」だったかアイドル系の雑誌に
秀樹さんへのインタビュー記事が載っていたのを見て
（どこでその手の雑誌を見たのか忘れましたが）、今でも
印象に残っていることがあります。

「悩みは？」という短い問いに一言「なし」という答え。

そのころ日々いろんな悩み（今となっては大したことない）を
抱えて、悩みの中で生きている気分だった私には、「なし」
という一言が衝撃的でした。同時にうらやましかったな。

もちろん今はわかりますよ、たとえ悩みがあっても「なし」と
するのがアイドル＝偶像として求められていた姿だったことを。

それでもそのころは「こういう肉体的にも精神的にも完璧な人が
いい人生（健康で長寿）を送るんだろうな。」というようなことを
漠然と思っていました。


時が流れ、社会人となって30数年の間に多くの別れを経験しました。
母親や親戚縁者との死別、そして友人の葬儀にも列席しました。
病死、事故死、大往生、夭折、旅立つ年齢もその原因も様々。

長く生きるだけが「いい人生」ということではない、短くても
その中身が大事なのではなか、なんて思うこともあります。
そうでないと線香をあげる側としても辛いこともあったので。


それでもやはり63歳であのヒデキが逝ってしまったのは残念です。

心不全ということでしたが、その前の2度の脳梗塞も関係している？
さらに関連記事を読んでいくと糖尿病を若い時から患っていたようです。
さらにそれ以前からの飲酒・喫煙など生活習慣が最終的に死期を
早めてしまったのかもしれません。


昭和47年のデビューだから46年ですか。
長い間、お疲れさまでした。
ご冥福をお祈りいたします。