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2019年08月18日

ややこしや〜「南信」「南信州」「三遠南信」

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「南信」と「南信州」、長野県のエリア定義は以前のブログで記述しましたが、実は、これ以外の範囲の「南信」「南信州」があります。

それは愛知、静岡、長野の3県にまたがる「三遠南信地域」と言われるときに使われている「南信」です。エリアとしては、愛知県東三河地域、大井川以西でも現在静岡県中部に属する地域を除く遠州地域(遠江国)※1、そして諏訪地域を除く長野県南信地域です。(静岡中部でも、牧之原市のみ三遠南信地域に入っています。)

三遠南信地域連携ビジョン推進会議のHPには、【三遠南信(さんえんなんしん)とは 愛知県東部の東三河(ひがしみかわ)地域を「三」、静岡県西部の遠州(えんしゅう)地域を「遠」、長野県南部の南信州(みなみしんしゅう)地域を「南信」とした、3県の県境にまたがる地域です。】と説明されています。

ややこしいのは、当該HPにて、【南信州地域を「南信」とした】と説明していながら、長野県の南信州地域振興局エリアの下伊那(飯伊)地域だけではなく、上伊那地域も入っており、一方で「三遠南信」と呼びながら、南信全域ではなく、諏訪地域が入っていないです。

つまり、長野県としては、「南信は下伊那、上伊那、諏訪地域のこと、南信州は下伊那地域のみ、」としながら、県を跨いだ広域においては、「南信とは南信州のことで、下伊那、上伊那地域のこと」としていることになります。

観光面では信州の南の方という感じで「南信州」が使われて、下伊那、上伊那、諏訪、木曽までエリアに入っている場合がありますから、本当にわけがわからなくなります。ややこしや〜

※1 平成の大合併で静岡県焼津市に編入された旧大井川町は大井川以東ですが、古くは現在の大井川以西の時代があったため遠州(遠江国)に所属、その後、明治12年に旧遠江側の榛原郡から旧駿河側の志太郡に移管されました。ここも遠州でありながら「三遠南信地域」ではありません。


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タグ:三遠南信
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