2016年11月10日
大きな地震で、家屋や家具の下敷きになり、救出されたのに助からない? 救出されたときは元気でも数時間後に急変し死んでしまう。 何故・・・?
大きな地震で、家屋や家具の下敷きになり、救出されたのに助からない?
救出されたときは元気でも数時間後に急変し死んでしまう。
何故・・・?
これがクラッシュ症候群です。(別名クラッシュシンドローム・挫滅症候群)と呼ばれています。
このことが広く知られるようになったのは最近です。
1995年1月17日の阪神淡路大震災で、倒壊したがれきの下から救出され、良かったねと喜んでいたが数時間後に症状が急変し死亡した例が多数ありました。
これがクラッシュ症候群です。
しかし、この時は広く認知されておらず、概算の記録ですが、少なくても372人が発症し、そのうち50人が死亡。
これを契機に、日本ではクラッシュ症候群が認知されるようになり、災害医療のあり方も大きく変わりました。
クラッシュ症候群は、重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときの起こる。
筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が壊死を起こす。そに伴い血中に毒性の高い物質が蓄積される。その後救助されると、圧迫されていた部分が解放されると、血液を通じて毒素が急激に全身に広がり、心臓の機能やその他の臓器にもダメージを受け、死に至る場合が多い。
救う方法は、救出後は出来るだけ早く人工透析することが必要です。しかし人工透析を出来る医療機関は少なく、多くの人命を助ける事は困難になる。
従って、大地震から命を守るには、事前の地震対策の重要性がお分かり頂けると思います。
更に、怪我をする人が多くなると、受け入れる医療機関には限界が有り、助けられる人も助けられなくなる。
クラッシュ症候群は、がれきなど重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときに起こる。筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こす。
それに伴ってミオグロビン(たん白質)やカリウムといった物質が血中に混じると毒性の高い物質が蓄積される。その後救助される時に圧迫された部分が解放されると、血流を通じて毒素が急激に全身へ広がり、心臓の機能を悪化させて死に至る場合が多い。たとえ一命をとりとめたとしても、その後腎臓にもダメージを受け、腎不全で亡くなってしまう場合も有る。
山本地震対策研究所のホームページを公開、詳しくは下記URLをクリック!
http://www.jishi99.net/
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