何ともやるせない事実がふんだんに出てきますが、日本としてどうするべきかが具体的に見えてくる良書だと思います。
日本は過去の歴史をずっとひきづったまま自分の身を自分で守ることも満足にできず、かと言って条約はあってもアメリカが本当に一緒に日本を守ってくれるかどうかも不確かなのに、主権もない袋小路の中で流されて生きている状態と言えるでしょう。
アメリカファースト、北朝鮮のミサイル発射や核実験、韓国の日本敵視的な政策、中国の膨張的な政策によって安全保障面では日本にとっての脅威が今後より鮮明になっていくと思われます。何かの拍子にロシアも明確に日本敵視に転ずる可能性もあります。今でもニュースにならないだけで、韓国、中国、ロシア戦闘機等の日本領空侵犯、艦船の日本領海侵犯は毎日のように発生している状況です。
アメリカの高価な武器を散発的に購入するくらいしか手を打たずこのままやり過ごしていくのも日本国民の選択の結果なら仕方ないですが。。。
武装は必要ですがキリがありません。もっと外交・情報戦略的にやれること、やらなければならないことが沢山あるのではと思います。
「知ってはいけない」(https://fanblogs.jp/xelence/archive/523/0)と合わせて今に生きる日本人として少なくとも理解はしておくべき必読書だと思います。
アメリカはなぜ日本を見下すのか? - 間違いだらけの「対日歴史観」を正す - 間違いだらけの「対日歴史観」を正す (ワニブックス〈plus〉新書) [ ジェイソン・モーガン ] 価格:896円 |
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