映画館でこの映画の予告編を観た時、どんな内容だったのか全く理解出来なかったのですが、今回ラッキーなことに機内映画として観ることが出来ました。
ディカプリオも良い役者になったと感じました。悲願のオスカー賞を取っても当たり前の迫真の演技。
アメリカ開拓時代が舞台の映画で、実際に白人はこうやってアメリカンインディアンからたくさんの物を奪ったのではないかと怒りさえ覚える映画ですが、人間はとにかく生きるために必死。
ディカプリオはアメリカンインディアンの女性との間に出来た男の子を同僚の策略で殺され、その女性も白人に殺されてしまいます。
道行く途中でディカプリオが熊に襲われるシーンは凄まじく、背中を抉られて瀕死の状態であるにも関わらず、メンバーの邪魔になると土の中に埋められたのも、息子を殺した同僚。その同僚への復讐心だけで、一人残されたにも関わらず必死にインディアンから逃げ、極寒の中、見事生き抜いて元の仲間達のところまで戻ります。
その間、暖を取るために、谷から落ちた馬の内蔵をえぐりとり、その中に裸で入って夜を越すシーンは、復讐心でここまで生きることに必死になれるものかと驚きました。
川に囮を作り、魚を取って、生のままムシャムシャと食べるシーンも驚きました。
人間で強い!とあらためて感じさせれた、とても良い映画です。お勧めします。
http://www.foxmovies-jp.com/revenant/sp/
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