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2015年12月14日

「感謝の脳科学」

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誰もが知っていると思いますが、人にお礼を言ったり、感謝を表明したり、誰かの手柄を認めたりすると、自分が温かくほっこりした気持ちになりますよね。特に年末年始は感謝の思いを抱く機会がいつになく多く、今も心に浮かんでいるのではないでしょうか。でも実は、あの温かい気持ちは、脳内現象という冷徹な事実によって生じているのです。また、感謝することによって良くなるのは、気持ちだけではありません。従業員や組織全体の業績まで向上するという事実があるのです。

感謝を表明すればするほど、人との絆が深まり、幸福感が増す

さて、感謝という行為によって、人の脳ではいったいどんなことが起こるのでしょう? そして、なぜそんなことが重要なのでしょう? 『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載されたアーサー・ブルックス氏の記事によれば、質問の答えは単純明快。人は、感謝すればするほど、幸せになれるということなのです。「人は意識的に感謝を習慣化することができ、それによって幸福度が増す、ということが証明されています」とブルックス氏は述べています。これにまつわる脳科学はもう少し複雑になりますが、とても説得力のある話です。
ノースカロライナ大学の研究者たちが「遺伝学的アプローチによる実験で、感謝の表明を伴う社会的交流は、オキシトシンの分泌を制御するとみられる遺伝子の変異と関連するのではないか、という仮説を確認しました」。オキシトシンは、人と人との絆や人間関係における重要な要素と考えられていることから、この発見には大きな意味があるのです。彼らの発見とは、要するに、感謝を表明すればするほど、人との絆が深まり、幸福感が増すのではないかということです。『幸福優位7つの法則』の著者ショーン・エイカー氏はこう述べています。「IQが仕事の成功の要因であるケースは全体のわずか25パーセントです。残りの75パーセントは、いかに、自分の行動が大切と信じているか、人と心を通わせているか、ストレスに対処しているかにかかっています」
また他の研究では、感謝の心理的メリットが幸福度の向上につながることが示されています。「ハフィントンポスト」が、ペンシルバニア大学のポジティブ心理学研究者、マーティン・セリグマンの行った研究について詳しく取り上げています。被験者は、今まできちんとお礼を言ったことがない人にありがとうカードを渡し、その後、自分の幸福度を記録するよう指示されました。結果はというと、幸福度が大幅にアップしたのです。
「それはよかったね。でもお礼を言ってポジティブな気持ちになることが、自分のビジネスにいったいどんな効果をもたらすんだ?」「嫌な奴でも会社を成功させている事例があるのだから、わざわざそんなことをする必要はないのでは?」「リーダーなら、もっと大事なことを考えたり、したりすべきなんじゃないか?」という声が聞こえてきそうです。しかし、私がここで伝えたいのは、感謝の表明が本当に大きな効果をもたらすということ、そして、リーダーは、従業員や顧客にお礼や謝意を表すことを、最大の職務の1つとすべきだということです。

幸福と生産性の関係

感謝の表明があなたのビジネスに効果をもたらす仕組みはこうです。
感謝の気持ちと幸福は比例する:感謝の気持ちや感謝の気持ちを表明することで、脳の適切な部位が活性化され、実際にあなた(そして従業員)の幸福度と満足度が増すのです。人の幸せに自主的に関わる従業員と、ただ時間をお金に換えるためだけに働く従業員の違いを想像してみてください。企業が、協働の気風とその重要性を強調しているのにはワケがあるのです。それは、従業員の幸福度に直接的影響が及ぶからです。感謝を心がけることで幸福度がアップするなら、やらない手はないですよね?
幸福と生産性は比例する:この記事の主旨は、感謝の「温かなほっこりした気持ち」についてではない(それもすてきな恩恵ではあるのですが)ことはおわかりですよね。感謝の気持ちがあなたや人々を幸せにする一方、幸福感は、大きなビジネス効果――最も顕著なのが生産性――をもたらすことがわかったのです。『ファスト・カンパニー』誌は、イギリスのウォーリック大学の研究を取り上げ、幸福と生産性は関連しているので、企業はそれを利用すべきだと述べています。研究では、幸福な気持ちで作業をすると生産性が12パーセント向上し、不幸せな気持ちだと10パーセント下がることがわかったそうです。
生産性は最終利益に結びつく:会社は生産性が高いほど成果が高くなるのですから、当たり前のことです。生産性向上効果は、小規模人員のほうが顕著に出やすいのですが、大きなスケールの場合でも変化は見られます。どうすれば感謝の念や、幸福感、参加を最大化できるかということを、企業文化的な観点で理解している会社は、高生産性を持続することができるでしょう。『アントレプレナー』誌によると、離職率を減らし、幸せで能力のある従業員が長く働けるような企業文化を維持すれば、生産性が向上することが、コロンビア大学の調査で示されたそうです。
感謝の念を抱くこと自体、そう簡単ではないかもしれません。うまくなりたいという人は、この感謝祭からやってみましょう。感謝を、家族と囲む食卓でも、会議テーブルでも、伝えるようにしてください。

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