カッターナイフについて書いていて他も書きたくなったのでつらつらと、
書いていたら怪我の話ばっかりになった。どうして。
記憶が正しければ初めて怪我した刃物は彫刻刀。
小学校中学年の美術の授業で写真立ての枠を削るのに使っていた。
教科書通り使うよう心掛けていたが、板のふちを削っていた際にやってしまった。
幸い親指の腹をかすっただけで痛みはほぼなかったが、絆創膏ガーゼからはみ出す程度には血が出た。今思うと洗浄や止血が足りなかっただけで、本来は絆創膏に収まる傷だったと思う。
当時転んでひざ擦りむくだけで涙ぐんでいた自分が、絆創膏貼った後は無反応で作業続けたせいで、同じ班の人達からいたく心配された。
怪我こそしたが、別段彫刻刀が怖くなったということはなかった。
次に怪我したのはのこぎり。
中学生の技術家庭科で板1枚を切っていって簡易な棚を作ったが、抑え方が悪かったか何かでガリッとやらかした。
すぐ手を止めたため傷口は浅かったが、これは痛かった。
「いってえ!」って声出た割に傷が軽かったので隣席の同級生に苦笑いされた。
今更思う、笑うな刃先見ろよ当然痛い形状をしているだろう。と。
その後注意を払って使った。こちらも怖くなったことはなかった。
ハサミ、怪我したはずだがその記憶がない。
最近怪我が増えているのが包丁。
学生時代の家庭科は無傷で通り抜けたのだが、一人暮らしで料理するようになって稀によくやる()ようになった。
アニメ等である何本もの指が絆創膏まみれ……というような事態は起こらない。今のところいずれかの指に一枚で済んでいる。
見栄を張らずにピーラー使っていれば、怪我の何割をせずに済んだだろうか。
実際に怪我した刃物より、怪我したことないカッターナイフが使えなかったの滑稽だなあと改めて思った。
使っていてふと惨状を考えるのは包丁。
それまでドラマや小説やニュースで凶器として見聞きしても特になんともなかったが、
実家仏間で腹部を包丁で刺される夢を見て以来「もしこれが刺さったら……」と想像がよぎることがある。
願望があるわけではないので不思議。被害加害ともに。
書いていて思い出した。日本刀で袈裟斬りされる想像もやってしまう。なんなんだ。
なんなんだ、と書いたけどこういう自分がコロ…な妄想って珍しいことじゃないのかも。