成人するまで全く尋ねられることがなかったせいか、両親の年齢がパッと出てこない。
生きてる祖父母の年齢は問われる機会もないので覚える努力を放棄した。
皆はすぐ出てくるもんだからビックリした人間だ。薄情だと罵ってもらっていい。
とある年、自分の年齢を二倍すると父親の年齢になることに気付いた。
これはすごいことに気付いたぞと自分を褒め、以来ずーっと
当時の自分の年齢*2 + 経過年数 で父親の年齢を、
父親の年齢 - 定数 で母親の年齢を算出していた。
今日唐突に、
今の自分の年齢 + 当時の自分の年齢 で父親の年齢が導けることに気付いた。
なにゆえ 当時の自分の年齢 + 経過年数 = 今の自分の年齢 を見落とし続けていたのだ。
いや二倍になるって気付いた年に、つまりN歳年上ってことねって理解するべきだった。