ホラーが苦手だ。
そこまで怖くないホラーで耐性つけて文章は平気になったけど、映像は今でも駄目だ。
試したことないけど朗読やラジオの音声も駄目そう。
苦手意識がなかった頃は、子供向けの日本の怪談集や世界の怪談集を読んでいた。
妖怪や妖精の人間でも動物でもない存在が出てくる話を面白がっていた。
ただ、さして悪いことをしていない人間が死んでしまう話はもやもやすることが多かった。
完全にホラーが苦手になったきっかけは、ホラーではない。
ギリシャ神話の中のこんな話。
『
男嫌いの女神が人除けもせずに森の中で水浴びをしていた。
そんなこと知らない狩人が猟犬と共に森に訪れた。
連れてきた猟犬を待機させて水の補給をした男は一糸纏わぬ女神を見てしまう。
狩人は謝ったが女神は許さず、裸体を見た罰として狩人を鹿に変えてしまった。
鹿の姿で途方にくれていた狩人を、そうとは知らない猟犬が襲い掛かる。
狩人は可愛がっていた猟犬に言葉が届かず、惨たらしく殺されてしまう。
一仕事終えた猟犬は、主人に褒めてもらおうといつまでも待っていた。
』
これ読んで
・人外に危害を加えられる
・望まぬ変身で不幸な目に遭う
ってのが駄目になって、ホラーが一気に苦手になった。子供心にはきつかった。
人除けしていなかった女神サイドの不備を考慮しろとか、狩り司る女神が狩人の害与えるんかいとかツッコミもした。
追い打ち(●年後)で「イマキヨさん」見てしまって余計に悪化した。
見る気は一切なかったんだけどリビングでも子供部屋でも流れていて逃げ場がなかったorz
冒頭に書いた通りある程度は克服出来た。
今では悪意や敵意ない人外が人間に好き勝手する話が大好物の一つです。何の話だ。