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2023年11月24日

クラミジア感染症について正しく知ろう−3.クラミジア感染症の検査−

【クラミジアの検査はどのような検査があるのですか?】

クラミジア検査には、いくつかの方法がありますので、以下に紹介しておきます。

@子宮けい部、咽頭、尿道、肛門などを綿棒で軽くこすってその場でクラミジアの検出を検査する迅速検査 

A尿からのPCR法の検査

B血液からクラミジア抗体を調べる検査

※血液検査は、現在のクラミジア感染と過去の感染の区別が付きにくいことから、勧められる検査ではありません※

【クラミジア検査はいつ受けたらいいのですか?】

通常クラミジアの潜伏期間は5日から2週間と幅が広いことから、不安な行為から2週間が経過していなくても、気になる症状があれば直ぐに受診することをお勧めします。


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【クラミジアの血液検査は、信頼性が低いと聞きましたがどうなのですか?】

クラミジアの血液検査とは、通常、IgG抗体とIgA抗体という2種類のクラミジア抗体を検査します。

尿検査や性器や喉、肛門の粘膜検査では、感染してから2週間程度で検査ができますが、血液検査の場合は、4週以上経過しないと感染が分からないことが多いです。

また、クラミジアが完全に体の中からいなくなって治癒後にも、IgG抗体だけでなくIgA抗体も陽性となることから、現在感染しているのか、治癒後なのかが正確に判断できません。
実際、クラミジア抗体検査が陽性で、尿や粘膜からの検査を受け直した結果、現在クラミジアの感染はなく、過去に感染して治っていて、治療の必要のない事例が多く見られます。
血液でクラミジア抗体検査を受けても結局、通常の尿検査や粘膜検査を再度受け直す必要があることからして、クラミジアの血液検査を受けることはお勧めできません。

そのことから正確に感染判断をするには最初から尿検査や粘膜検査を受けることをお勧めします。


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長年血液により感染する感染症の研究に従事した際の経験・知見を活かして各種感染症の正しい知識と予防法を解説します。
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